トシノサレンアイ (ページ3)

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電話ページ3

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Aside

今日は蓮くんの家にお泊まり

ルンルンでリビングに入ると誰かと電話をしていた。

"「もしもーし」"
"「え、まじ？行きてー」"
"「高校ぶりじゃね？」"
"「うわ楽しそ」"
"「いいなー、俺も食べたい」"

高校の同窓会でもあったのかな、なんて思い隣に座る。

小さいけれど聞こえてくる相手の声。

女の人ってすぐに分かった。

"『えー蓮来ないのー？』"

"「あーうん行かない」"

「行ってもいいよ蓮くん？」

ちょっと間があったから、行きたいのかなと思って声をかける

"『なんでー？今日オフって言ってたじゃん？』"

"「ごめん、俺今嫁といるから。」"

思いがけない言葉に胸がギュッとなる

今嫁って言った、？！

"『なにそれ(笑) 冗談やめてよ(笑)』

"「ほんと、未来の嫁といるから行けない。じゃまた」"

そういって電話を切った蓮くんはこっちを見てニヤニヤしていた

蓮「どうしたの？」

「ずるい」

蓮「なにが？言ってくれなきゃわかんない」

「分かってるくせに、罪な男！」

蓮「でもそんな俺を好きになったのは誰？笑」

「・・・私です」

恥ずかしくて顔を背けると、片手を頬に添えて目を合わせてきた

蓮「俺、真剣に考えてるから。」

まだ16歳の私にこんな事を言ってくる蓮くんにまた惚れ直した。

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