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第十七話 「文句」 ページ19

『失礼します』



私は扉を押した。



そして___



















『あのワンピース、何なんですか』





「可愛いだろう??着てくれれば良いのに」


そう。私は首領である森さんに文句を付けに来たのだ。



‪”‬うーん…‪”‬と口を尖らせて悩んでいた。



__悩む要素が何処にあるっていうのだろう



そんな事を思い乍らも文句を云う為に口を開いた



『という事で!之は返しますので!』


そう云って、持って来た服を机の上に置く。



「……まあ、また何かあれば言ってくれ給え。欲しい物なら、ある程度は用意出来る」



『ありがとうございます。……では、本題へ行かせてもらいますが、出世の話は……?』



そう、私は今回任務が無事に終わったということで出世というお約束を果たして貰う為に此処に立ち入ったのである。



「え、あぁ、それかい。実は、君を幹部補佐にでも任命しようと思っているんだよ。まずは幹部補佐、其処から成果を示してくれれば、直ぐにでも幹部にしてあげよう……とね」


森さんが怪しい笑みを浮かべた。






『……因みに、誰の幹部補佐を?』







「太宰君だね」


『嫌ですね』


「何故?」

『嫌でしょう。逆に何故?』

「あの子の幹部補佐は皆、自分から居なくなっていく。……色んな意味でね」


『あぁ……』


「察してくれたのかい?優しいねぇ……じゃあ!」

『無理です』

「命令」

『……負けました』



「よし!では、この資料を持って太宰君の所までいってらっしゃーい!」




そんな明るいお見送りをされた私は、重い足を持ち上げて、一歩、また一歩と足を進めて行った。









__「おぉ、手前、そんな顔して如何した?」


聞き覚えのある声に、驚き、そして顔を上げた。



『太宰さんの幹部補佐に任命されました……』



私は情けない声でそう云う。



「……気を付けろよ」



その後も、私達は2人で太宰さんを懲らしめる方法を笑顔で微笑み乍ら考えていた。







「手前、太宰と会ってそんな経ってねェのに、何でそんなに嫌ってんだ?」

『怖い、人と話す気力が感じられない。そして顔と頭だけは良い。そう云う所ですかね』

「同じくだわ」








__「ねぇ、君達。何話してるの。邪魔」





恐れていた事が起きた。


『…あ、…に、逃げよう』


「……。その資料見せて」


太宰さんはそう云うが、結局は私の手から強引に奪い取っていき、資料を見て妖しい笑みを浮かべていた。

第十八話 「幹部補佐」→←第十六話 「済」



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A(プロフ) - りりり ( ´・ω・)(・ω・` )さん» こちらこそ、素敵なイベントに参加させて頂きありがとうございます!!りりり様に言われては、更新頑張るしか無いですね……頑張ります! (2023年4月10日 15時) (レス) id: f26a97b124 (このIDを非表示/違反報告)
りりり ( ´・ω・)(・ω・` )(プロフ) - Aさん、イベントご参加ありがとうございました〜!! 双黒以外にも姐さんや首領との絡みが見れて文スト民として嬉しい限りでした…!これからの中也と太宰との任務も気になる…!! これからも更新頑張ってください!! (2023年4月9日 23時) (レス) @page15 id: d3e59adc40 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:A | 作成日時:2023年3月29日 6時

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