不純愛物語～ジミンＶｅｒ．～ (ページ10)

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10 ケンカページ10

グク「何してんの？」

声をした方にを向けるとそこには怒りを全面に出したグクが立っていた。

ジミン「お疲れ様、グク。」

グク「ヒョン。なんでここにいるの？しかもAと。」

明らかに嫉妬しているグクの姿が逆に僕を冷静していく。

ジミン「たまたま近くに来たから今日の手作りお弁当のお礼を言いに来たの。」

わざとトゲを含めながら僕は言う。

その言葉にグクは更に眉間のシワを深くする。

グク「僕Aが作ったなんて言った？」

ジミン「手作りなんて聞いたら彼女だと思っちゃうよ。でも誰が作ったの？まさか浮気相手なんていないよね？」

この発言にグクがどんな反応をするのか。

しかし流石に焦ったAに止められそうになる。

僕の腕を掴もうとした彼女にグクは言う。

グク「ねぇ、なんでそっち行くの？」

どうやら彼女への愛情が薄れているわけではなさそうだ。

自分でもびっくりするくらい冷静に彼の分析をする。

ジミン「そんな怒るなよ。お前が嫉妬なんてできる立場じゃないでしょ？」

グク「そもそもヒョンは僕たちのことに口出ししないでほしいんだけど。」

ヒートアップする僕たちをAは全力で止めた。

「ちょっと待って！ほら、ほかの人たちの迷惑になるし今日はとりあえずお互い帰ろ？ね？」

彼女の一言に僕達は渋々帰ることにした。