不純愛物語～ジミンＶｅｒ．～ (ページ19)

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19 返事はまだページ19

食べ終わり映画館へ向かう。

僕が見たかったのは珍しく恋愛ものだった。

テヒョンが面白かったと熱弁していて気になっていた。

ジミン「これなんだけどA見たことある？」

「ううん。今すごい話題のやつだよね！恋愛ものあんまり見ないけど気になってたんだ。」

お互いの意見が合い僕達は映画館へ入る。

内容はコメディ要素も入りつつ最後はシリアスな展開だった。

でも最後はハッピーエンドで人気の出る理由が納得だった。

「恋愛もの久しぶりに見たけど1番面白かった！」

ジミン「最後の彼女に会いにいくシーン感動した！」

2人で興奮気味に感想を語る。

映画館を出た頃には日が暮れていた。

ジミン「そろそろ帰ろうか。」

彼女は憂鬱そうな顔をしていた。

ジミン「家まで送るよ。」

「ね、ねぇ！ジミン！私ねジミンに言いたいことが…。」

決意したような顔をしていた彼女が何を言おうとしているのか何となくわかった。
きっと僕が今1番聞きたい言葉。

ジミン「…もしも告白の返事なら聞かないよ。」

まだ聞けない。

グクは彼女をものすごく愛してる。

僕よりもずっと何倍も彼女が好きだってわかってる。

そんな愛情を知った時彼女がどう思うのかわからない。

ジミン「…グクにはグクの考えがある。それを知ったからこそまだ聞けない」

お互いデートをしないとフェアじゃないから。

僕はずっと聞きたかった言葉をいつか聞けることを願った。