𓇬𓂂 僕の好きな人は配信者 𓇬𓂂 (ページ24)

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仕事が終わり帰ろうと外に出るとちょうどAちゃんもやって来た。

さっきの出来事のせいでなんとなくぎこちなさがあった。

「今日もお疲れ様でした。」

テヒョン「Aちゃんもお疲れ様。帰り駅だよね？送ってくよ。」

「そんな！申し訳ないです。」

テヒョン「いいから、ひとりじゃ危ないし」

そう言って僕達は歩き出した。

他愛のない会話を交わしているとあっという間に駅に着く。

テヒョン「それじゃあ、またね。」

「待ってください！」

彼女に呼び止められ僕は振り返る。

「私…テヒョンさんが好きです！」

真っ赤な顔でそう言い放つと彼女は逃げるように階段を降りていった。

状況を理解できないまま僕は彼女を追いかけた。

もし僕と同じ気持ちなら…。

彼女に追いついて僕は腕を掴む。

テヒョン「僕も好きです。」

見つめあったまま時が流れる。

数秒の沈黙の後僕は続けた。

テヒョン「付き合ってくれませんか。」

真っ赤な恥ずかしそうな表情の後いつもの笑顔で彼女は大きく頷いた。

彼女は僕の大好きな配信者……

だった。

今も君は僕の大好きな配信であり

大切な恋人です。