今日:6 hit、昨日:5 hit、合計:14,021 hit
小｜中｜大
14 自分にない考え ページ14
「私テヒョンさんに会えた時自分の将来の運命を決めるチャンスなんじゃないかなって思ったんです。私が進もうとしてる道にすでに立っている人と出会えた、もしかしたらなにかヒントを得られるかもしれないって。」
彼女の目はずっとキラキラ輝いていた。
「テヒョンさんの意見はすごく現実的で刺さりました。でも気になることがあるんです。好きなことが嫌いになるってテヒョンさんは今のお仕事嫌いなんですか？」
その問いかけに言葉が詰まる。
僕の仕事が好きか嫌いか。
その質問の答えは既に決まっていた。
テヒョン「好き…だよ。」
ファンが僕たちのパフォーマンスで笑ってくれた時、泣いてくれた時。
メンバーたちと色んなことを乗り越えた時。
僕は表現出来ないほどの幸せを感じる。
「テヒョンさんは嘘つきですね。」
テヒョン「ご、ごめんなさい。」
「いいえ！それもまた貴重な意見ですから！」
テヒョン「僕も昔は今のいちごみるくちゃんみたいにキラキラした目してたのかなー、なんて」
彼女はきょとんとしながら僕を見ていた。
そしてなにか考えついたようにニヤリと笑った。
「今でもテヒョンの目はキラキラしてるって証明しますっ！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 211人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆちこ | 作成日時：2023年8月1日 22時
