𓇬𓂂 僕の好きな人は配信者 𓇬𓂂 (ページ12)

今日:4 hit、昨日:6 hit、合計:14,025 hit

12 素の彼女ページ12

ジミンにぐいぐいと後押しされ彼女と会うことになった。

今回は緊張よりも気まずさのほうが勝っていた。

ジミンのお父さんに挨拶をし個室に案内してもらう。
その後すぐ彼女はやってきた。

扉が開き彼女と目が合う。

「こんにちは。」

テヒョン「こんにちは。この前はすみません。」

「いえいえ！こちらこそ。」

オフ会とは雰囲気が違ってとても静かな落ち着きがある大人の女性という感じだった。

「今日はありがとうございます。お時間とって頂いて、こんなオシャレなお店まで用意してもらって。」

テヒョン「全然気にしないでください。」

沈黙が流れどうしたらいいかわからなくなった。

世間話をするような雰囲気ではない。
しかしずっと沈黙という訳にもいかない。

「あ、あの！今日は配信者としてではなく素の状態でお話させていただいてもいいですか？」

テヒョン「は、はい。」

「名前はAといいます。普段は普通の会社員というか…世にいうOLをしてます。」

突然の自己紹介に驚きを隠せず僕はなんの反応もできなかったが彼女は淡々と話し続けた。

「今日話したいことは1つ聞きたいことがあって。芸能人になるってどんな感じかなって思って。」

恥ずかしそうにうつむきながら彼女は言った。