𓈒𓂂 𓈒𓍼 もう一度僕と恋をしませんか。 𓈒𓂂 𓈒𓍼 (ページ10)

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10 あの頃の友達ページ10

そんな苦いような甘いような高校生活を思い出していた時着信音が鳴った。

楽屋を出て僕は電話に出る。

友『もしもし！ジン？』

ジン「久しぶり。どうしたの？」

友『今日何時に仕事終わる？』

ジン「撮影が予定通り終われば9時くらい？」

友『もしよかったら仕事終わり飲まない？』

ジン「あー、うーん。」

最近つめつめのスケジュールの影響で疲れが出ていた。

ゆっくり休みたい気持ちと久しぶりの友達と飲みたいという気持ちが半々だった。

友『ちなみにあと2人くる！Aちゃんとその友達だった女の子ランちゃん！』

ここでAの名前か出てくるとは思わず僕はつばを飲んだ。

ジン「行くよ。あとでお店の位置情報送っておいて。」

久しぶりに彼女に会いたいという思いが溢れてきた。

未練がなかったわけじゃない。

今もどこか好きという気持ちが残っている気がした。

僕は楽屋に戻った。

ジン「みんなー！今日は早く終わらせよう！」

グク「えぇ、なに急に。」

ナム「用事？」

ジン「そんなとこだね。ほら、僕人気者だからさ。」

その日の僕はきっとわかりやすいくらいテンションが高かったと思う。