𓈒𓂂 𓈒𓍼 もう一度僕と恋をしませんか。 𓈒𓂂 𓈒𓍼 (ページ27)

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27 もう一度僕とページ27

僕の伝えた対してなんの返答もなく恐る恐る彼女を見た。

目の前にいたのは今にも泣きそうな顔をした彼女。

気づけば僕は彼女の元へ行き抱きしめていた。

「私だけかと思ってた。」

ジン「ううん、違うよ。」

「あの日キスできてうれしかったのも私だけだと思ってた悲しかった。」

ジン「気持ちわかってあげられなくてごめんね。僕だってうれしかったよ。」

お互い顔を見合せて笑い合う。

僕たちの恋愛は高校生の頃で止まっていた。

お互いの気持ちの伝え方なんて下手くそで。
今思えばあの別れた日からずっと下手くそだったのかもしれない。

ジン「A」

「なに？」

僕は彼女を離しちゃんと顔を見る。

ジン「もう一度僕と恋をしませんか。」

今度はちゃんと目を見たまま自分の気持ちを伝えた。

彼女は嬉しそうに頷く。

「はい！お願いします！」

僕たちの恋はまた動き出した。

きっとあの時よりうまくいく。

僕はそんな気がしていた。