25 乙女心 ページ25
ジミン「うわぁ、ジンヒョンそれは…。」
話終えると明らかにドン引きしてるような目でジミンは僕を見ていた。
そんな目に僕は頭の中はハテナだらけ。
ジミン「これはあくまで僕の考えだけどAちゃんは別に謝って欲しいわけじゃなかったんじゃない?」
ジン「でも、怒ってるし。」
ジミン「怒ってるというより傷ついてそう。」
僕はジミンの一言にびっくりしていた。
怒っているんじゃなくて傷ついている。
きっと僕はなにもわかっていない。だからこそ彼女を傷つけてしまったのか。
ジミン「ジンヒョンのキスを受け入れたってことはAちゃんもジンヒョンのこと好きなんだと思う。自分の好きな人がキスしてくれたらうれしいし相手も同じ気持ちだと思って当たり前だと思う。なのにジンヒョンはすぐに帰るようにうながした。」
ジン「ち、ちが!僕はただ…。」
ジミン「わかってるよ。ジンヒョンなりの優しさだったんでしょ?でも求めてたのはもっと違う言葉だったんじゃないかな?それに言葉で伝えるより先にキスだけして終わったらそれはそれで悲しくなるよ?」
僕はジミンの言葉1つ1つが胸に刺さった。
僕のやったことは彼女にとってただの残酷な行為。
冷静になれば彼女の気持ちなんて考えていなかった。
これが彼女のためだと決めつけた行動だ。
ジミン「ねぇ、今からでも大丈夫だよ。会いに行ってみたら?」
ジミンの優しい笑顔に僕は背中を押され彼女に会いに行くことを決めた。
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作者名:ゆちこ | 作成日時:2023年6月14日 19時