𓈒𓂂 𓈒𓍼 もう一度僕と恋をしませんか。 𓈒𓂂 𓈒𓍼 (ページ18)

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18 最後の挨拶ページ18

彼女の小説が出版されることが決まってからお互い会うことはなくなった。

メンバーも少し寂しいようでまた見に来て欲しいなんて言うくらい。

そんな願いが通じたのか突然彼女は僕たちの控え室にやってきた。

ジン「A！？どうしたの？」

グク「わぁ！また会えた！」

彼女は照れくさそうに笑ってテーブルの上に大きい袋を置いた。

ホビ「なにこれ？」

「挨拶遅くなってごめんなさい。みなさんの協力のおかげで私の本も認めてもらえました！快く私の取材を引き受けてくれてありがとうございました。お礼のお菓子です。マネージャーさんやスタッフさんたちの分もあるのでみんなでわけてください。」

礼儀正しくお辞儀をしながら淡々と感謝の言葉を述べた。

ナム「こちらこそ僕たちもAさんのおかげで自分たちを見つめ直すこともできました。本が出たらまた教えてくださいね！すぐ買いに行きます。わざわざお菓子もありがとうございます。」

みんな次々にお礼を言いお菓子もわけることにした。

彼女は急ぐからと挨拶をしたらすぐに控え室を出ていった。

僕はなんとなく彼女を追いかけ腕を掴んだ。

「どうしたの？」

ジン「えっと…」

このまま関わりが無くなるのが嫌だなんて言葉が出てきそうになるのを僕はこらえた。