☆*: ツンデレユンギは恋をする ☆*: (ページ19)

今日:21 hit、昨日:2 hit、合計:34,503 hit

19 優しい彼女だからページ19

スタイリストの話を聞き俺は納得がいった。

きっと彼女が俺の事を好きじゃなくなったというのは嘘なのだろう。

昔のマネージャーの話を聞き自分と重ね合わせた結果今の行動に至った。

優しくて責任感の強い彼女のことだから簡単に想像できる。

それが本当の理由なら俺は……。

ジン「ユンギー。あれからマネージャーとはどうなの？」

ユンギ「あきらめた。」

ジン「え！？なんで！？」

これでもかというくらいびっくりしているジンヒョン。

でもスタイリストの話を聞いた今俺はどこかスッキリしていた。

なにかが吹っ切れたような清々しい気持ち。

ユンギ「彼女のため。」

ジン「ほんとにそうかなぁ。なにがあったのかは知らないけど僕はそう思えないよ。」

ユンギ「なんで？」

ジン「君たちわかりやすいから。まぁ、ユンギに関してはずっとそばにいるからっていうのが強いけど。本当は好きだけど離れるって感じがすごい。」

ユンギ「……。」

ジンヒョンの言葉は確実に俺に刺さった。

ジン「僕は無理に離れるより好きならずっと一緒にいたらいいと思う。例えそこに大きなリスクがあったとしても。」

俺の頭をぽんぽんと撫でてジンヒョンは去っていった。

大きなリスク……。

でもそのリスクはきっとたくさんの人を傷つけてしまう。

そう思うと恐怖が勝った。