☆*: ツンデレユンギは恋をする ☆*: (ページ18)

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18 昔のマネージャーページ18

収録準備中。

スタイリストに髪のセットをしてもらう。

セット中は特に会話をしたりはせずただ淡々とセットをしてもらうだけ。

ス「ユンギさん。」

珍しくスタイリストの女の人に話しかけられ若干戸惑う。

ユンギ「なんですか？」

ス「マネージャーのAちゃん最近元気ないですよね？」

少し不安そうな表情の彼女は心底心配しているようだった。

全然知らなかったが彼女とマネージャーは仲が良いらしい。

ス「…その、私のことでなにか言ってなかったですか？」

ユンギ「いや、なにも。」

これまた予想外の質問に俺はびっくりした。

ス「そうですか。私と話してから元気が無くなった気がして。」

ユンギ「話？」

彼女は頷く。

確かにマネージャーはスタイリストの話なんて1ミリもしたことがない。

ユンギ「話ってどんな話ですか？」

ス「……えっと、結構前に女性のマネージャーついてたの覚えてますか？」

思い返せば何年か前の俺たちのマネージャーは女性のマネージャーだった。

俺は頷きながら話を聞く。

ス「その方がマネージャーをやめたのはジンくんのこと好きになってしまったからなんです。マネージャーである自分が好きになってしまったらジンくんにも迷惑をかけてしまう。そう考えてやめたんです。」

衝撃の事実に俺は途中から相槌を打つのすら忘れていた。

彼女はなんの前触れもなくマネージャーをやめていったが特に気にもしていなかった。

そしてそれ以上に気になることができた。