隠れ美女と王子様

12話 ページ14

Aside




今の時間帯はあんまり廊下に人がいない




みんな王子と咲ちゃんを見に行くためにA組か校門にいる





私にとってはラッキーなんだけどね






静かだし、ぶつかったりする心配もないから






ドンッ







「キャッ」







うっ、心配ないって言ったそばからぶつかった…







？「ご、ごめん大丈夫？」








「大丈夫です、ありがとうございま…す…?!」







ま、マジかぁ







ぶつかるならもっとほかの人がよかったな







？「本当にごめんね、ちょっと急いでたから」







だって








「いえ、私も前をちゃんと見てなかったので」









この人は








？「ケガとかない？」








王子の1人








「大丈夫です、心配ありがとうございます。天宮様」








天宮翔太なのだから








天月「なら良かった、じゃあ僕急いでるからじゃあね」







「はい」







天宮さんは手を振りながら走ってった








「ふぅ、まさか王子とぶつかるとは」








あんまり王子とは、関わりたくないんだけど








ファンクラブとか面倒臭いし








あ、でも私彼方さんの姫になるんだから絶対王子と関わらなきゃいけないよね








うぅぅぅ、面倒臭い…





ーーーーーーーーーーー





天月「あの子、僕を見て赤くなったり、ベタベタしてこなかった」







天月「少し気になるな、他の子と違うのかな？」




ーーーーーーーーーーー



考えてるうちに教室に着いた







ガララ








「黒葉おはよ」









「うん、おはよう」









いつもと変わらずこの時間はほとんど男子しかいない









咲ちゃんを見に行く男子もいるがそれは少ない人達だほとんどの男子は咲ちゃんの本性を知ってるため嫌ってる人が多い









「やっぱり黒葉は王子見に行かねぇんだな」









「まぁね、あんまり興味ないから」









「黒葉らしいわ笑」









「なにそれ笑」









クラスメイトと話したりして席に着く







窓の外を見る






校門が女の子達でいっぱいだ








「キャァァァァァ」






ビクッ






「うるさっ」








女の子達の中心には王子達がいる







あんまり女の子達のことは気にしてなさそう







てか無視してない？






それでもめげない女の子達はすごいメンタルなのかな？





？「おはよ！Aちゃん！」




この声は…

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