隠れ美女と王子様

9話 ページ11

Aside



ブーブーブー


「んぁ、朝か」


おはようございますAです



って誰に挨拶してるんだ？



まぁいいや



「昨日は本当に疲れた…」



皆さんに昨日家に着いてからの話をしましょう



ーーーーーーーー

そらる「ーーでね」


彼方さん王子の皆さんの話ばっかりだ


やっぱり仲がいいからなのかな？



そらる「Aちゃん？」



「どうしましたか？」



そらる「いや、なんか考えてるみたいだったから」



「あぁ！いえ、ただ彼方さん王子の皆さんの話が多かったので皆さんと仲がよろしいんだなぁって思ってました！」


そらる「え、そんなに多かった？！」


「はい」



気づいてなかったのか



「彼方様、A様着きました」



そらる「あぁ」



「今日はありがとうございました！」




そらる「うん、薬とかちゃんと塗ってね？」




「はい！塗ります！」




そらる「じゃあまたn『ガチャ』？」




？「A？早く入りなさ…い」




「お、お母さん？！」




な、なんで…出てきて…



そらる「…」



そらる「Aさんのお母様ですよね？」



母「はい、そうですが、あなたはAの…お友達？」



そらる「いえ、Aさんの彼氏です」



「か、彼方さん！そんなハッキリと…」



そっか、姫になるんだから付き合ってるもんだもんね




で、でもこれお母さんに言ったら…




母「A…」




「な、なに？」



大丈夫かな？




母「んもう！彼氏出来たなら言いなさいって言ったでしょ！いつの間にできたのよ！あ、彼方くんだっけ、良かったら晩御飯食べていかない？話色々聞きたいのよー！」





ほらー！お母さん恋バナ大好きだからこうなると思ったよ…暴走気味だよ




そらる「あはは、すみません、今回は遠慮しときます、また今度誘ってください」



わぁ、対応が慣れてる感じがする




母「あらそう？まぁ突然さそちゃったもんねぇ、いつでもご飯食べに来ていいからね？」




そらる「ありがとうございます」




母「きゃー、彼方くんすごいイケメンね！Aには勿体ないぐらい」




「それは分かる」



うん、私にはもったいないと思う



そらる「いえいえ、それほどでもないですよ。Aさんだってすごく可愛いし優しいじゃないですか」




母「Aったらすごく愛されてるじゃない！」




ﾊﾞｼﾊﾞｼ





「あはは」

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