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tn.side
『それで？他の質問は？』
tn「あ、あぁ...。
何であの時、グルさんに忠誠誓ったんや？
外交の時は断っとったのにあの場ではすぐに答えを出した。それは何故や？」
『...何故、か。』
ふと、Aさんが悲しそうな顔をしたと思った。
でも、すぐにAさんの表情は戻り、真っ直ぐに俺を見つめ、言う。
『...俺は部下を、大切な人たちを、大切な場所を守れるならば、何でもしよう。
たとえ、自分の身を滅ぼすこととなっても。』
tn「...。」
Aさんのあまりに真剣な瞳を見てしまったからか、何も言えなかった。
さっき、何か悲しそうやったけど...。
気のせいか？
『聞きたいことはそんなことか？
お前、俺に質問してるのは、俺が総統様に何かしないか、確かめるためだろう？』
tn「！？」
な、バレて...！？
Aさんは、呆れたように言う。
『...バレバレだ。
もう少し、上手い質問をするんだな。
要求を飲む為とはいえ、忠誠を誓った身だ。総統様を殺すような真似はしない。当然、ここの国民や、軍兵もだ。』
手を広げ、何もしないことをAさんは示しているが、俺はとても信じられない...。
まだ、信用出来へん...。
『まぁ、信用は出来ないだろう。俺はさっきまで敵同士だった奴だからな。
俺が忠誠を誓った理由として、もう一つ。
面白そうだから。
外交で総統様のあの言葉を聞いたとき、俺自身としても、総統様を気に入ってたんだ。
ここの総統様は"俺を有効に"使ってくれるのだろう？』
Aさんは意地悪そうな顔でニヤニヤしながら逆に尋ねてくる。
確かにグルさんはそう言ったけど...。
すると、グルさんが言う。
gr「ｸｯｸｯ...なかなかやるじゃないか。この国の書記長を言い負かすとは。」
『ここの外交官とまではいかないだろう？あの人もなかなか口が上手い。
今度はこちらから質問をさせてもらおう。』
tn「あ、あぁ...。」
『まずは、名前を教えてもらっていいか？』
tn「え...？」
どんな質問が来るんやと少し身構えたけど、
普通の質問や...。
『...そんなにおかしいか？
名前くらい、いいだろ？
俺はこの国のことは全然知らないんだ。
教えてくれ。』
tn「分かった。まぁ、基本的なことなら...。」
俺がそう言うとAさんは微笑み、言う。
『ありがとう。』
その微笑みには邪悪さが全くなかった。
Aさんは思ったより
良い人かもしれへんな...。
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ゆかり(プロフ) - あうあさん» ありがとうございます！最後まで読んでいただきありがとうございました！(*´∀｀)番外編が出るまでお待ちください☆ (2020年5月12日 20時) (
レス) id: 90177999dd (このIDを非表示/違反報告)
あうあ - 最っ高でした。完結おめでとうございます！お疲れ様でした！！番外編楽しみにしています！ (2020年5月12日 20時) (レス) id: 8787b22be6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - らうさん» ありがとうございます(*´∀｀)ベルア国と白い人ですねφ(.. )了解です！番外編が出るまでお待ちください☆ (2020年5月11日 23時) (レス) id: 90177999dd (このIDを非表示/違反報告)
らう - お疲れ様でしたー！！本当にめっちゃもうすごい楽しかったです！！(?)ちょっと寂しい気もしますが…番外編、楽しみにしています！！！ベルア国の幹部？さん達との絡みも見たいですね…！！某白い人との絡みも見たいなーなんて…()番外編も頑張ってください！！ (2020年5月11日 23時) (レス) id: 6a8d655ba3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 奈飴亜@歌い手色の占ツク民達さん» ご丁寧にありがとうございます(*´∀｀)アイラの恋について私も応援したいですね！番外編が出るまで時間がかかるかもしれませんが、お待ちください☆ (2020年5月11日 17時) (レス) id: 90177999dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆかり | 作成日時：2020年4月9日 23時
