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Aside
そのカフェに入ってきたのは鬱さん。
ut「隣...ええか？」
『いいですけど、まだ文句言い足りないんですか？』
ut「いや...ちょっと話を聞いてほしくてな...。あ、お兄さん、僕にもお酒もらえる？強めの。」
「...わかりました。」
店員は不満そうに酒を準備する。
幹部から言われてるから、断れないんだろうな...。
「どうぞ...。」
ut「ありがとうな。」
鬱さんは出されたグビッと飲み干す。
ut「うまいな...。もう1杯頼みます〜...。」
『すぐ酔いが回りますよ、そんな飲み方したら。』
ut「ええねん。今日は。」
店員に再び出された2杯目を次はゆっくりと飲みながら、鬱さんは話し出す。
ut「...俺な？落とせなかった子おらへんかってん。だから、軍に入ってきたミレイも落とそうとした。でも、全然出来ひんかったんよ。
何度もミレイと絡んでいくうちに、代わりに俺がミレイに落ちてった。
芯が強くて、無愛想で、不器用で...あの子が今までで一番好きになった。側にいればいい、そんな生活しとったのに、それが崩れたのは前の戦争。
ミレイちゃん、死んでまったんよ。
遺体とか見た訳じゃないけど、近接の幹部から言われたのは、死んだってことだけ。
あの子のリボンを俺に渡してきたわ。」
鬱さんは淡々と悲しそうに、寂しそうに話していく。
ut「ミレイがいないなら、俺は、死んでもええんかなって思うことがたくさんあった。
でも、死のうとしたとき、いつも止められて、あの子がそれを望んでないって説得されて...。
でも、俺は、寂しくて、女遊びが激しくなった。
ほんま、最低やな、俺。」
そう言う彼は話している間に5杯目の酒に突入しており、彼は頭を机にひっつけるように、倒れ込む。
『...まぁ、最低であることには否定しませんけど、止めてくれた幹部にはちゃんと感謝しないといけないと思いますよ。
貴方はまだ、やるべきことが残っている。』
ut「ハハッ...せやんなぁ。」
『...鬱さん、酒は飲んでも呑まれてはいけませんよ。
もう呂律が回ってないです。』
俺がそう言うと、鬱さんはびっくりしたように目を見開き、涙を流す。
ut「それ...ミレイにも言われたわ...。」
その言葉を最後に、彼は夢の世界へと入っていった。
『...貴方もまた、大変な人ですね。
異性に、恋に、こんなに振り回されて...。』
俺はそう言って、グラスに残っていた酒を飲み干した。
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ゆかり(プロフ) - 紅さん» ありがとうございます(*´∀｀)嬉しいです！探偵を続けるのか、軍に入るのか…それは彼の決断によるものでしょうね。今後もお楽しみください☆ (2020年7月8日 21時) (
レス) id: b563335985 (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - 初めてこの作品を見させて頂きました！好きな探偵物とd！の融合と見て飛んできました←はっきり言います。最高です。トリックもストーリーも、全てがプロ結果です。これからも応援させて頂きます(￣^￣)ゞあ、個人的には探偵にはこれからも探偵をやってて欲しいですね… (2020年7月8日 21時) (レス) id: 9d453c3be0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 蓮さん» ありがとうございます(*´∀｀)ムリは、しません。お気遣いありがとうございます(*´ω｀*)今後もお楽しみください☆ (2020年7月4日 19時) (レス) id: b563335985 (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - 偽りの花、終わりましたね…お疲れ様です！！grさんが軍に入れたい気持ちも分かるけど、探偵さんにはやっぱり探偵業をやって欲しいよね。うん。まぁ、これからも無理しない程度に頑張ってください！！！無理されない程度に！！！(大事なことだから二回言った) (2020年7月4日 19時) (レス) id: ce94435e90 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 蓮さん» それなら良かったです(*´ω｀)コメントありがとうございます(*´∀｀*) (2020年7月2日 19時) (レス) id: b563335985 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆかり | 作成日時：2020年5月21日 15時
