5-練習 ページ38
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「クリスマスなのに部活とか…」
「でもAさんは黒尾さんと付き合ったんですよね」
「よく知ってるねあかーし」
今日はクリスマスイブ。なのにも関わらず、梟谷との練習試合の日だ。28日から年末年始休みがあるのは良いとして、せっかくのクリスマスにクロとふたりで過ごす時間が少ないのは悲しい。
「Aー！お前黒尾とどこまでやったんだよー！！手は？手は繋いだ！？」
マネ業をしてる私の肩に後ろから手を置き、ピョンピョンと元気よく飛び跳ねる木兎。
「重いからやめて」
「じゃあハグ！ハグは？」
「ハグ…」
…そういや、したことないかも。ていうか、存在を忘れてた。腕は組んだり手繋いだりしてるのに。
「え、キスはしてんのにハグはしてないんですか」
「えっ、どうしよう…ギューしたことないってやばいかな！？」
「体目的…とか…」
「エッ！！！！」
赤葦のせいでよくない不安が募る。確かに、ハグはしないでキスだけとなるとキス目的…とか……
「いやいやいや、なわけないでしょ」
「根拠は？」
「だってクロ、私の事大好き…だし……」
言っていて段々自信が無くなっていくのは何故なんだろう。ダメだ、集中出来なさそう。
「ほらほら！部活！部活に集中しよう！」
思いっきし頬をパンっと叩いて切り替える。久しぶりの梟谷との練習試合はずっと楽しくて、いつもなら辛い全日も比較的笑顔で過ごせた。
「じゃーなー木兎ー」
「おー！春高で！」
白福ちゃん達とお別れをしていると、やや乱暴に私の腕が引っ張られる。
「うおっ、なにあかーし」
「Aさん、今日黒尾さんにハグして下さい」
「え、…なんで」
「本当に体目的かもしれないですよ」
ふん。そんな脅し効かないし………
「……わかった」
「じゃあ帰ったら結果教えてください」
「…おもしろがってるでしょ」
恋愛興味無さそうなくせしていちばん乗り気じゃないか。徒歩で1時間ほどの距離にある梟谷から音駒まで帰るため、バスに乗る。
「Aちゃんは黒尾くんの隣〜」
「私窓側がいい」
「はいはい」
慣れた手つきでわしゃわしゃと頭を撫でるクロの手。照れてないと言ったら嘘になるが、正直慣れてきてるところはある。だってことある事に頭を撫でるんだから。手を振ってくれるみんなに手を振り返して、梟谷を出発するバス。少し寂しさを覚えながら、目を瞑った。
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チョギヨ(プロフ) - 黒尾ファンさん» 泣いてくださったんですかありがとうございます🥹🥹がんばります💖 (3月20日 22時) (
レス) id: 35fb781d26 (このIDを非表示/違反報告)
チョギヨ(プロフ) - コーンクリームコロッケさん» ごめんなさい今気づきました😿‼️ありがとうございますたくさん見返してニヤニヤしてください💖💖 (3月20日 22時) (レス) id: 35fb781d26 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - まじで感謝します、、、泣きました。嬉しくてこれからもいろんなものをつくってください。応援してます！ (3月20日 21時) (レス) @page40 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
コーンクリームコロッケ(プロフ) - えいやあああああああああああああああああああ！！！！！！！！なんで美味い話なんだああああああああああああ！！もうほんとに黒尾さーん………！最後までニヤニヤしながら見させていただきました最高でした！ (2月19日 13時) (レス) @page33 id: 45395c9c17 (このIDを非表示/違反報告)
ちよちゃん(プロフ) - めいさん» めいさんありがとうございます🥹海水染みそうですね、、( ˇωˇ ) (11月23日 20時) (レス) id: 35fb781d26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちよちゃん | 作成日時：2023年11月13日 18時
