1-緊張 ページ34
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「お、お邪魔シマス」
「靴端寄せといてね。弟踏んじゃうかもだから」
「ハイ」
謎に緊張した様子のクロを見て思わず笑ってしまう。今日は部活が午前だけだったので、お互い予定もないからと私の家でゴロゴロする予定だ。部活終わり一緒にいようと提案したのもクロ、私の家に行きたいと言ったのもクロ。言い出しっぺは自分なのに親がいると言ったらあからさまに緊張し始めた。
「ママ〜。これ、彼氏。」
リビングに入って、キッチンで洗い物をしてるママにクロを紹介する。
「く、黒尾鉄朗です！Aさんには彼氏としてもマネージャーとしてもいつもお世話になってて…」
「背高くてかっこいい子だね〜！」
クロの顔は緊張なのか照れなのかリンゴくらい赤くなっていて今にも爆発しそうで面白い。ママはエプロンで手を拭くとクロと握手をした。
「Aね、いつも黒尾くんのこと話してるんだよ。うるさい子だけどよろしくね」
「あっ、はい！こちらこそよろしくお願いします」
いらん事言いやがった。そんなんじゃクロが調子乗るじゃないか。案の定私の部屋に案内してるのにも関わらずしつこく話し掛けてくる。さっきまでの緊張はどこに行ったんだろう。
「適当に座ってて。何も触らないでよ」
「は〜い」
飲み物持ってくると付け足してもう一度1階に降りる。茶化してくるママを放って、お菓子とジュース両手に部屋に戻った。
「こちらジュースとお菓子になりまーす」
「あざーす」
店員さんの真似をしながらガラスのテーブルにお菓子を置く。クロの隣に腰掛けてジュースを1口飲むと狭い部屋に気まずい空気が流れる。そういえば付き合ってからまともにふたりで居る時間なんて無かったな。夏休みは終わったし文化祭準備期間中だし…
「Aの匂いする」
「え、臭い？」
「臭くない。黒尾くんの黒尾くんが大きくなりそう」
「馬鹿じゃないの…」
男子高校生らしいセリフを一蹴してテレビを付ける。真昼間だからなんにもやってないんだけど。今日やるテレビを番組表で確認していると、クロがツンツンと私の頬をつついてくる。
「かわいいほっぺデスね」
「…そりゃどーも」
「食べていい？」
「ダメに決まってんでしょ」
じゃあ何処なら良いの。と甘えた口調。そんな物欲しそうな表情をしているクロを見つめてるとふいに近付いてくる顔。思わず目を瞑れば柔らかい唇の感触。
ちゅ
控えめなリップ音が狭い部屋に響いた。
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チョギヨ(プロフ) - 黒尾ファンさん» 泣いてくださったんですかありがとうございます🥹🥹がんばります💖 (3月20日 22時) (
レス) id: 35fb781d26 (このIDを非表示/違反報告)
チョギヨ(プロフ) - コーンクリームコロッケさん» ごめんなさい今気づきました😿‼️ありがとうございますたくさん見返してニヤニヤしてください💖💖 (3月20日 22時) (レス) id: 35fb781d26 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - まじで感謝します、、、泣きました。嬉しくてこれからもいろんなものをつくってください。応援してます！ (3月20日 21時) (レス) @page40 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
コーンクリームコロッケ(プロフ) - えいやあああああああああああああああああああ！！！！！！！！なんで美味い話なんだああああああああああああ！！もうほんとに黒尾さーん………！最後までニヤニヤしながら見させていただきました最高でした！ (2月19日 13時) (レス) @page33 id: 45395c9c17 (このIDを非表示/違反報告)
ちよちゃん(プロフ) - めいさん» めいさんありがとうございます🥹海水染みそうですね、、( ˇωˇ ) (11月23日 20時) (レス) id: 35fb781d26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちよちゃん | 作成日時：2023年11月13日 18時
