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好意 ページ31




「わぁ…川!」

「おっ、1番前空いてんじゃん」


焼きそばやらかき氷を買って、花火が上がると言う河川敷まで来た。早めに行ったから人もそこまで多くないし、これならゆっくり出来るだろう。芝生に座って食べ物を置くと、自然と離れる繋いだ手。名残惜しさを隠しながら、かき氷に手をつけた。


「どうですかお味は」

「りんご飴には負けるかな」

「そんな美味かった?」

「クロが買ってくれたから」


会話が止まったのを察知した瞬間、自分が今言ったことを理解した。


「ボクが買ったからより美味しく感じたと言うことでしょうかお嬢さん」

「そ…んなつもりじゃ…」

「そんなつもりデショ」

「ちが…頭撫でないで!」


クロは嬉しそうに私の頭を撫でて、かわいいと呟く。そんな甘い雰囲気に耐えられなくて、視線をクロからかき氷に移した。もう半分ほど溶けてしまってる。


「A」


それからしばらく経って、特に会話もなく徐々に人が集まってきた時。聞き慣れたクロの声が、私の名前を呼んだ。顔をそちらに向けると、酷く優しそうな顔をしていて。


「俺、Aのこと好き。」


予想もしてなかったド直球な告白に、動きが固まる。恥ずかしいくらい真っ直ぐに見つめてくるから、普段みたいに言い返す余裕もなかった。


「ボク結構…勘違いしてるんですけど」

「…かんちがい」

「うん。Aが俺と同じ気持ちだって」


そんなの、自分だってとっくに気付いてた。ただ普通に部活をやっているだけのクロにドキドキして、目で追い掛けてしまってるのを自覚した時から分かってた。なのに自分が、告白されて、口説かれて、甘い言葉を言われただけで好きになるような女じゃないってプライドが邪魔してた。自分に嘘をついて、周りにも隠して。トコトン弱い女だなぁって、自己嫌悪になって。

本当は、クロと同じくらい大好きなのに。


「俺の勘違いだったら…それでいいんだけど」


私の右手を取って、さっきみたいに手を繋ぐ。クロの目は優しそうだけどどこか不安そうな、悲しそうな感じがした。


「…勘違い」

「…」

「じゃない」


クロの手をぎゅっと握り返して、そう言った。


187センチVS150センチ→←甘々



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チョギヨ(プロフ) - 黒尾ファンさん» 泣いてくださったんですかありがとうございます🥹🥹がんばります💖 (3月20日 22時) (レス) id: 35fb781d26 (このIDを非表示/違反報告)
チョギヨ(プロフ) - コーンクリームコロッケさん» ごめんなさい今気づきました😿‼️ありがとうございますたくさん見返してニヤニヤしてください💖💖 (3月20日 22時) (レス) id: 35fb781d26 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - まじで感謝します、、、泣きました。嬉しくてこれからもいろんなものをつくってください。応援してます! (3月20日 21時) (レス) @page40 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
コーンクリームコロッケ(プロフ) - えいやあああああああああああああああああああ!!!!!!!!なんで美味い話なんだああああああああああああ!!もうほんとに黒尾さーん………!最後までニヤニヤしながら見させていただきました最高でした! (2月19日 13時) (レス) @page33 id: 45395c9c17 (このIDを非表示/違反報告)
ちよちゃん(プロフ) - めいさん» めいさんありがとうございます🥹海水染みそうですね、、( ˇωˇ ) (11月23日 20時) (レス) id: 35fb781d26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちよちゃん | 作成日時:2023年11月13日 18時

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