宿題 ページ26
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「むり、わかんない、むりむりむりむり！！！」
「おまえ……」
子供のように駄々をこねるわたしをクロは困ったように、呆れたように見る。そんな目で見られても分かんないんだからしょうがないじゃん！
絶賛数学の課題中。部活帰り夏休みに出された宿題の進捗具合を報告しあっているとわたしは数学に1度も手を付けてないことに気付き今に至る。クソが。数学以外はほぼ終わってるのに。
「早くに終わらせといた方が楽だぞ」
「数学は中1で捨てたの」
早すぎだろ、なんてつっこまれる。小三までは得意だったはずなのになぁ。割り算とか出てきてから訳わかんなくなって諦めた。あれ、てことは小三で捨ててない？
「ここの答えは」
「すぐ答え聞こうとすんな…」
「だってわかんない」
「進学するんだろ？」
保育士を志してる私は、保育科だから学力関係ないしなんて生意気に言い返す。
「だとしても。子供に笑われんぞ」
「5歳とかの子供が高３レベルの数学分かるわけないじゃん」
論破され黙るクロ。はは、わたしの勝ちだ。だいたい保育士なんてある程度勉強が出来ればなれるものなんだよ。どうせ数学教えるとしても足し算とかその辺だし。
「かっこいい黒尾く〜ん。答え教えて？」
きゅるるん、と効果音のつきそうなくらいわざとらしく上目遣いをして祈願するが、雑に頭を押され机につっ伏す羽目に。
「じゃあ終わったらご褒美！」
「例えば？」
「うーん、チーズケーキ1年分！」
「流石に無理だわ」
えー、とぶーたれながらほかのものを考える。
「お菓子！」
「それだけ？」
「え？他にもいいの！？じゃチーズケーキ！！」
なんて言うと、クロは呆れながらも分かったよと言う。ご褒美でテンションのあがったわたしはクロに教えてもらいながら、ちょいちょい答えを教えてもらいながら数学全ての課題を終わらせた。
「はい！ご褒美！チーズケーキはケーキ屋さんの！」
「うるせー……」
「自分で言い出したんだからね」
クロは自分のベッドに寝転がる。今何時だろと時計を見たらもう夕方になっていた。そろそろご飯の時間だなー、お腹すいた。
「そういやさ、8月に花火大会あんじゃん」
「あー、あったね」
「その日バレー部で行かね？」
「部活休みだっけ」
「休み。監督もやるよな〜」
「それは行くしかないでしょ」とニコニコ笑顔で言う。花火大会とか久しぶりだ。中学生ぶり。わたしは早くも8月の花火大会に胸を躍らせた。
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チョギヨ(プロフ) - 黒尾ファンさん» 泣いてくださったんですかありがとうございます🥹🥹がんばります💖 (3月20日 22時) (
レス) id: 35fb781d26 (このIDを非表示/違反報告)
チョギヨ(プロフ) - コーンクリームコロッケさん» ごめんなさい今気づきました😿‼️ありがとうございますたくさん見返してニヤニヤしてください💖💖 (3月20日 22時) (レス) id: 35fb781d26 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - まじで感謝します、、、泣きました。嬉しくてこれからもいろんなものをつくってください。応援してます！ (3月20日 21時) (レス) @page40 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
コーンクリームコロッケ(プロフ) - えいやあああああああああああああああああああ！！！！！！！！なんで美味い話なんだああああああああああああ！！もうほんとに黒尾さーん………！最後までニヤニヤしながら見させていただきました最高でした！ (2月19日 13時) (レス) @page33 id: 45395c9c17 (このIDを非表示/違反報告)
ちよちゃん(プロフ) - めいさん» めいさんありがとうございます🥹海水染みそうですね、、( ˇωˇ ) (11月23日 20時) (レス) id: 35fb781d26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちよちゃん | 作成日時：2023年11月13日 18時
