堕落 ページ15
．
「リエーフ今日調子良かったじゃん」
「だなー。あのまま行けばスタメンも夢じゃない」
「みんなどんどん上手くなっていくね。なんか複雑。」
横に並びながら帰路に着く。クロはジャージのポケットに手を突っ込み空を仰いでいた。そんなクロに釣られてわたしも空を見る。
「…なあ」
本来の目的を忘れかけた頃
「ごめん」
「え？あ、いや…」
一瞬戸惑ったがすぐに意味を理解する。クロが謝る必要なんてないのに。
「あの、私もごめん。…クロに抱き締められた時、…いつもムカつくクロがかっこよく見えて…その、」
自分でも何を言っているが分からないが、必死に言葉を紡ぐ。
「だからなんか…戸惑っちゃって。それで、あんな酷いこと言った。助けてくれたのにほんとごめん。嫌いになったなら、私もう話しかけないから」
クロに向かって頭を下げる。しばらく沈黙が走った。
「…は〜〜〜。オジョーサン。」
赤くなった顔を隠すようにジャージにすっぽり顔を埋めて返事をする。
「俺は別に怒ってないし、嫌いにもなってない。嫌いだったら一緒に帰らないし、お前の頭撫でたりするかよ。んで、男にあんまそーいう事言わないの。Aはまあ…可愛いんだから。何かあったら危ないでしょーが。」
長々と話しすぎて意味をあまり理解出来なかった。でも、クロが私のことを褒めたのは確か…
「あー、だから」
私と向かいあわせで立つ。そして私より数倍大きな手で私の頬を包んだ。半強制的にクロと目が合う。恥ずかしいのに、目を離せない。
「俺は怒ってない。元々嫌いでもない。ワカッタ？」
「は、はい」
私の目を見ながら話し、最後に薄く微笑むクロ。なに、そのかっこいい顔。
「で、男にそーやってかっこいいとか後先考えずに言うんじゃないの。お前に好意持ってる男も少なくないんだから。今の俺みたいに。」
「…え、それ」
「A、好きだ」
私の頭に手を乗っけて、そう言うクロ。
「な、え、…またからかおうとして…」
クロが私の事を好き、と言う如何にも信じ難い事実。頼むからそうであってくれ、と言う願いの意味も込めて。
「今の流れでそうなりますか、フツー。嘘でもないしからかってもない。俺は本気でAの事好きだし、幸せに出来る自信もある。」
でも、嘘じゃない。この真剣な顔、私が1番知ってる。
「Aは俺の事を恋愛的な意味で好きじゃない。だからAが俺の事を好きになるまで待つ」
意味、わかんない。
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チョギヨ(プロフ) - 黒尾ファンさん» 泣いてくださったんですかありがとうございます🥹🥹がんばります💖 (3月20日 22時) (
レス) id: 35fb781d26 (このIDを非表示/違反報告)
チョギヨ(プロフ) - コーンクリームコロッケさん» ごめんなさい今気づきました😿‼️ありがとうございますたくさん見返してニヤニヤしてください💖💖 (3月20日 22時) (レス) id: 35fb781d26 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - まじで感謝します、、、泣きました。嬉しくてこれからもいろんなものをつくってください。応援してます！ (3月20日 21時) (レス) @page40 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
コーンクリームコロッケ(プロフ) - えいやあああああああああああああああああああ！！！！！！！！なんで美味い話なんだああああああああああああ！！もうほんとに黒尾さーん………！最後までニヤニヤしながら見させていただきました最高でした！ (2月19日 13時) (レス) @page33 id: 45395c9c17 (このIDを非表示/違反報告)
ちよちゃん(プロフ) - めいさん» めいさんありがとうございます🥹海水染みそうですね、、( ˇωˇ ) (11月23日 20時) (レス) id: 35fb781d26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちよちゃん | 作成日時：2023年11月13日 18時
