【d!】仕事はこなすとしてそれは別腹 (ページ1)

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クソ上司は奈落に落とすとしてページ1

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土を蹴る音が響くその施設では、皆が皆夢を手に握り戦慄していた。

その希望に何が込められているか、純粋な思いを秘めるもの。ただ快感を得たいもの。そして、全てを失う恐怖を抱くもの。

まるで戦場のような切羽詰まった状態であった。

＿＿＿そして今、勝利を掴むものが決まる

｢はいクソカスゥ〜!!!二度とこいつに金入れねぇわ‪.ᐟ｣

叫びとともに思いっきりチケットを握りしめた。今回は2万も賭けたのに。くっそが、お前一番人気だろ。根性見せろや。

｢お姉ちゃんファイバーブルースにかけたの?惜しぃねぇ｣

｢いや二着とかゴミ同然だから、あげるよこんな馬券｣

捨てといて。声をかけたじじいに向かって馬券を投げた。コレクターなのかは知らないが、馬券を探すためコンクリに這っていた。

｢(きっしょ...お"ぇぇ)｣

｢んじゃ幸せになクソジジイ。来世では真人間になれるよう念仏でも唱えて逝けよな｣

体内から無くなったニコチンを摂取するために、賭場(玉打ち)へ足を繰り出した。

｢お、結構出んね今日。こっちじゃ大勝ちじゃん。｣

ドル箱に入っている大量の玉を見ながらニヤニヤと笑う。今日はホストでも行こうかな。

大当たりが出た台に目をやり獲物を狩るようにアタッカーを狙おうとした時、

ズボンのポッケからバイブ音がして足にも震えが伝わる。

一気に萎えた。

｢...ﾁｯ。はぁい♡じょぉ〜かん♡ニコチン100%状態のAちゃんだにゃァ〜｣

『おいてめぇ今どこに居やが....ｯてめ!パチいんだろ、何仕事ほっぽいて玉打ってんだ!?』

｢あ"?黙れやハゲ。残り少ねぇ下の毛を毟りとってやろうか?お?あんもぉ〜チャンス終わったんですが?あともうちょっとで大金持ちになれたのに、責任取れや｣

『知るかぁ.ᐟ.ᐟとりあえず帰ってこい』

｢はぁ?今からさっきの分稼がにゃならんのだが?｣

『＿＿＿＿任務d』

言葉を遮るように電話を切った。正直内心を言うとクソが案件である。帰ってきたばっかなんだが?この国は地獄か?

多分10分以内に帰らないと首が飛ぶため、名残惜しい気持ちを抑え猛ダッシュで目的地に向かった。

｢で?今回のあっしはどこの犬になりゃいいの?｣

『我々国に、行け』

...

父さん母さん。元気ですか?

貴女方のかわいいかわいい愛娘のAは現在

＿＿＿＿＿＿上司に死の宣告をされました