ジョングクくんと二人暮らし． (ページ16)

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『聞いてよテヒョン。A胸大きいくせにノーブラ、ノーパンで俺と過ごそうとしてる』

めっちゃ聞こえてる
お風呂上がってジョングクくんから借りたTシャツとジャージを着用した。下着がないって言うのは冗談だったのに

脱衣所のドアを開けるとバカデカイ声でジョングクくんがキムテヒョンと電話をしている

『夜、大丈夫かな。俺』

＂襲え襲え＂

キムテヒョン。お前も声でかいな

『えー、だってさー』

＂大丈夫だって＂

「無理だからね」

『はっ』

勢いよく私の方を見るジョングクくん

『聞いてた？』

「聞こえてた」

『あー、ごめん。忘れて。俺大人しく寝ます』

「よろしい」

ジョングクくんが健全な男の子だということは知ってる
ジョングクくんがどんな本を愛読してるのかも知ってる

「ジョングクくんが変態なことも認知済みだよ」

『絶対テヒョンの方が変態だ』

「一緒に住み始めて二日目なのにすごく濃すぎて疲れる」

でも、なぜか嫌な気はしない

お母さんから怒鳴られて蹴られて。そんなことに時間を使っていたことがもったいなかったと後悔した