【ハイキュー】皇帝と呼ばれた少年 Fifth step【男主】

166歩めっ！ ページ18

…高さとか腕の強さって、努力で手に入れられるもんじゃない。
どう足掻いたって、身長とパワーには限界がある。

だが、これは“真っ向勝負”の話だ。

ピーっと笛が鳴りタイムを知らせる。
俺達は走ってベンチの方に向う。
そしてドリンクやらなんやらを貰った。

日向「うっ、上から打たれるのどうすれば…」
大地「落ち着け」
西谷「そうだぞ、空中戦だけがバレーじゃねーぞ、翔陽！」
A「って事は、やっぱりレシーブで…って事？」

西谷はこくこくと頷く。

大地「…おそらく角川の９番はコースの打ち分けが出来ない、」
西谷「身体の向きそのままクロス方向だけに打ってくる。」
A「音駒のリエーフみたいなもんだな。」

と言うことで。

大地「ストレートは捨てよう。」

✱ ✱ ✱

？「百沢！」

俺はライト側に急いで寄る。
かかったな。クロス側には…
2mのスパイクが俺の手の横から抜ける。
しかしその先には。

我らの守護神が待ち構えている。

西谷「ダっシャァァァ！！」

その時、ひー君は既に走り出して助走を取っている。
ひー君はそのまま、ナナメに跳ぶが…少し前には2mの手が…

日向「ほぁっ！？」

かろうじて避けて、点数が入る。
…こっちが冷や汗出そうだった…
その時。

影山「今日は、なんかイイ。」
日向 A「「？？？」」
影山「澤村さん。」

するとトビは少し遠くにいた大地さんの元に寄る。

影山「今日なんか調子いいんで新しい速攻やっていいですか？」

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