【にくまん様リク】ありがとうを伝えたくて ページ16
グルッペンside
「グルさん！！」
バァンと開け放たれた後ろの窓にビクリと肩を震わせ、後ろを確認するために振り向くとそこに温かいものが飛び込んできた。
驚いて目を見開くと、額にチュッと音が響き、状況が飲み込めず固まる。
ポカン…と呆けていると、彼女はにっこり笑って…
A「グルさん。いつもありがとう。」
そう言って逃げるように扉から出ていった。
…なんだ。どうしたんだ？と脳内でグルグルと目まぐるしいほどにたくさんの答えが浮かんでは消えていく。
その時パタパタとたくさんの足音が聞こえ、扉が開かれる。
そこには息を切らした、トントン、コネシマ、シャオロン、ひとらんにオスマン。ゾムまでいた。
トン「グルさん！Aここに来ぉへんかった！？」
グル「…さっき来て、訳の分からん置き見上げを貰ったゾ…」
もういないがなと手を振ると、ゾムは最高スピードで行ってしまった。
グル「…トントン、詳しく説明を込めて話してくれないか？」
俺が頭を抱えながら言うと、トントンは他の者達を見て、ゆっくりと真実を話すべく、口を開いた
トン「…それがな…」
トントンside
A「ふぁ…おはよ…」
トン「ん？珍しいな。A書類終わんなかったんか？」
A「ん〜…」
その返事はどこかふよふよと浮遊していて、夢と現実の狭間にいるようだ。
A「ん…トン氏…今日、何日？」
トン「２４やぞ。」
A「……２４！？」
ガタンとAが起き上がり、先程まで閉じられそうだった灰色の瞳も、見開かれていた。
トン「うぉ！？急にどないしたん？」
A「トン氏！」
Aが突っ込んできて、なんやと思って固まってたらギュッと抱きつかれた。
驚いて両目を見開いた瞬間、チュッと言うリップ音が響いて、脳で理解する前に顔が熱くなる。
A「いつもありがとう。」
Aの小さな囁きが聞こえ、俺は持っていた皿を落とした。
パキンっと陶器独特の割る音と共に、温かったものが去っていった。
トン「なっ…なんなんや…！？きゅ…急に！？」
俺の心臓の鼓動は速いままだった。
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ゆき サブ垢ンゴ - ｼｬｵﾁｬﾝに一票で！ (2018年10月27日 22時) (
レス) id: 089aae62ec (このIDを非表示/違反報告)
ろど - シャオロンに一票でΨ(・ω・ )Ψ (2017年1月31日 13時) (レス) id: 722ced014e (このIDを非表示/違反報告)
那月 - 更新お疲れ様です(｡*･д･｡)ﾉオチは総統とゾムに1票ずつでお願いします (2017年1月30日 14時) (レス) id: 329c4228b4 (このIDを非表示/違反報告)
panru(プロフ) - はじめまして！翔和さんの作品がとても好きで、いつも楽しく読ませてもらっています。オチはしんぺい神とコネシマ、1票ずつでお願いします！！ (2017年1月26日 21時) (レス) id: 924f3517f2 (このIDを非表示/違反報告)
しあ@凛香(プロフ) - こんにちわ、いつも更新お疲れ様です！これからも頑張って下さい！オチのことはトントンかゾムに1票ずつでお願いしますw (2017年1月26日 9時) (レス) id: 2dbed8ce78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔和 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年12月23日 15時
