元"メンバー"で元"彼女"？！〈SnowMan〉 (ページ5)

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そんな私を見かねて声をかけてくれた滝沢君。
高卒で、何の資格もない私を雇ってくれるなんて……

って思ってたんだけど、さっきまで。

「…マネージャーなんて絶対忙しいじゃん」

滝「あいつら今が売り時だからね」

「…そんな大事な時に私に任せると？正気？」

自分で言うのもなんだけど、私の仕事ぶりは褒められたものじゃない。
表舞台から引退して、抜け殻のようになってしまったって言う方が正しいのかもしれない。

「あんな赤ちゃん達のお世話なんて絶対無理なんだけど」

あの雪男達を管理できるとは思えない。

「…知ってる？SnowManって5歳児だよ？」

滝「Aと似たようなもんだろ」

「おい、」

コンコンっ、

ラ「…失礼しまーす、ラウールです」

そんな時、彼は私の前に現れた。

「え、なにこれ。天使？」

ラ「…Aちゃんだよね？これからマネージャーよろしくお願いします」

「…え、？」

滝「あ、もうあいつらには伝えてあるからさ」

こんの、滝沢っ！って一歩前に出そうになったその時、
隣にいた天使がぐいって私の腕を引っ張った。

ラ「…マネージャーやってくれないの？」

「…っ！」

やめて！そんなきゅるんきゅるんな目で私を見ないで！

「…やります、やらせてください」

滝「よし，決まりだな」

そんな私を見てニヤッと口角を上げた天使を見逃すはずがない。

ラ「楽しみだね，Aちゃん♡」

おっつ、私はまた選択を間違えた？

そんな少しの不安と共に私のマネージャーとしての日々は幕を開けた。