元"メンバー"で元"彼女"？！〈SnowMan〉

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『失礼しま…す』
滝「おう、とりあえず座って」


どこか緊迫した様子の滝沢君は、目の前の椅子を指差してまた書類に目を移す。


もー、絶対怒ってるじゃんこれ。



『えーっと…今日は』
滝「今日は…『ごめんなさい、すいません』…は？」
『何かやらかした記憶はないけどごめんなさい。あ、もしかして禁酒してない事聞いた…とか？』
滝「お前…」


うっわ、絶対これだ。
はぁ…と滝沢君がため息をついて、持っていたペンを下ろしてこちらを見る。



滝「今日は、確認したい事があっただけだよ」
『…へ？』
滝「Snow Manの事で聞きたい事があって」
『…てことは私、謝り損？』



なーんだバレてなかったんじゃん。謝り損じゃん。



『で？聞きたい事って何？』
滝「お前まずは禁酒してない事謝れ」
『まあまあ、落ち着いて落ち着いて』
滝「俺は落ち着いてんだよ」


もう何度目かの滝沢君のため息。
…そんなため息つくと幸せ逃げるよ？


滝「SnowManもデビューして、そろそろ週刊誌があいつらを調べ始めてる頃だと思う」
『…なるほど』



芸能人と週刊誌。
それは切っても切れない繋がりがあるもの。
恋愛ご法度のこの事務所は、彼らの格好の獲物なのだろう。



『それで？もしかして撮られた？』
滝「いや、撮られてはないんだけどな。あいつら大丈夫かなぁって」
『あー…』



滝沢君が心配する気持ちもよくわかる。
だって彼らは昔からいわゆる"デキジュ"とは程遠い。



『…大丈夫、だとは思うけど」

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