3 ページ3
.
2004年、8月。
事務所の公開オーディション。
合格者の名前を見たファンは、SNSを騒つかせた。
今のHey!Say!JUMPの山田涼介とか、
ABCーＺの橋本良亮とか、
SnowManの阿部亮平、深澤辰哉とか、
そんな未来のスター達の中で、
まだ辿々しい笑顔の女の子が混じっていたから。
…そう、それが私。
男ばっかのこの事務所で、どうして私が受かったのか。
"you、いいよ。最高だよ"
その一言で、
私は異例の女性タレントとしてこの事務所に入所した。
…そりゃあもう可愛がられた。
事務所のタレントが私を受け入れる姿を見て、
最初は嫌悪感を出していたファンのみんなも受け入れる人が増えて、私を応援してくれる人も増えて、
…悩みなんてなかったあの頃。
Jr.ながらテレビとか雑誌に出れていたのは、
紅一点という特殊な存在が話題性を呼んだから。
後は、
女ながらにダンスのスキルは誰よりもあったから…と今では思う。
だから浮かれてた。
私は勝ち組の1人なんだって。
けど…それも長くは続かない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1448人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
MOKA(プロフ) - あたりんさん» コメントありがとうございます(^^)楽しんでいただけるようにこれからもがんばります！！ (2月13日 17時) (
レス) id: c600d1316e (このIDを非表示/違反報告)
あたりん(プロフ) - 続き楽しみです！ (2月13日 15時) (レス) @page10 id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：MOKA | 作成日時：2024年2月13日 2時
