元"メンバー"で元"彼女"？！〈SnowMan〉 (ページ14)

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目「ほら、やっぱ付き合ってたんじゃん」
『わっ！』

扉がガチャリと閉まった音と共に声が降ってきて、その声に顔をあげる。

『…ちょっと、盗み聞き？』
目「忘れ物したから取りきた」
『….へぇ』

とか言いながら歩く私の後ろをついて来てるんですけど、この人！！

『…取りいかないの？』
目「ん、もうよくなったからさ」

取りいかなくて良くなる忘れ物って一体何？なんて軽い皮肉を心の中で唱える。

目「てか、俺合ってたじゃん」
『…なにが』
目「付き合ってたんでしょ？ってやつ」
『だからぁ、付き合ってないんだってば！』

…しつこいなぁ、目黒も。
だって本当に付き合ってないし、それ以外答えようがないのに。

目「…まじ？信じられないんだけど」
『…逆になんで付き合ってるって思う？』
目「いや…雰囲気？」
『っ、』
目「俺わかっちゃうんだよね、そういうの」

…本当周りを良くみてるって言うかなんて言うか、
目黒の真っ黒な瞳に見つめられると、変な誤魔化しは効かない気がするのはなんでだろ。

『…そんなに…知りたい？』
目「…まぁ」

だから変に詮索され続けるくらいなら、もう全部ぶちまけちゃおうかな、なんて。

『…ふっかと私はね、』

いつもならこんな考えにならないのにな。
ふっかが変な事言って動揺させるから。

『付き合ってるんじゃなくて…
ずっと私の片想いだったよ』