僕の証明3 ページ4
貴方side
今は、青城の入学式。
僕は新入生代表挨拶をしなければならない。
先「続いて、新入生代表、笠原A。」
僕の名前が呼ばれた。
「はい。」
大きいがおしとやかに返事をする。
心臓が鳴り止まない。
一歩一歩階段を登り、壇上へと足を進める。
そして、壇上の前に着くと、僕は言った。
「みなさんに質問です。
天才って、99%の努力と1%の才能でできてるんです。天才に勝つには、その才能に抗うことのできる、1%の努力をすればいい。才能に浸っている天才よりも、その天才に勝とうとする努力をするものの方が確実に強くなる。天才に勝てるのは天才だけではない。天才に抗うことのできる努力という名の結晶を持った、秀才だって勝つことが出来るのだ。
"僕が証明してあげる"」
と…
及川side
やっほー☆みんなのアイドル及川さんだよ☆
今は入学式なんだけど……
女子からの目線が痛いッ!
やっぱり及川さんモテモテ☆
先「続いて、新入生代表、笠原A。」
今年の新入生代表は女の子なんだ〜。
どんな挨拶だろσ( ̄^ ̄)?
やっぱ、定番に「いい春の兆しが〜」的な奴かな?
気になるなぁ。
貴「はい。」
大きいけど澄んだ声に思わず、
「綺麗(ボソッ」
と言ってしまった。
もっとその声を聴きたい、柄にもなくそう思った。彼女が息を吸う、あぁ始まる。
貴「みなさんに質問です。
天才って、99%の努力と1%の才能でできてるんです。天才に勝つには、その才能に抗うことのできる、1%の努力をすればいい。才能に浸っている天才よりも、その天才に勝とうとする努力をするものの方が確実に強くなる。天才に勝てるのは天才だけではない。天才に抗うことのできる努力という名の結晶を持った、秀才だって勝つことが出来るのだ。
"僕が証明してあげる"」
その挨拶は、天才嫌いの俺を、天才に勝てない俺を唯一救ってくれた言葉だった。
「「天才に勝てるのは天才だけではない。天才に抗うことのできる努力という名の結晶を持った、秀才だって勝つことが出来るのだ」」
この言葉がずっと頭の中でリピートされている。
そして俺は悟った。
(彼女もまた、俺と同じ秀才だと…)
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次行きます!⊂('ω'⊂ )))Σ≡ドゥーン♪
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発狂魔(プロフ) - 夜桜さん» ありがとうございます! (2016年9月25日 19時) (レス) id: 5103cf3032 (このIDを非表示/違反報告)
発狂魔(プロフ) - Meguさん» いいですよ!こちらこそおねがいします!ヽ(*´∀`)ノ (2016年9月25日 19時) (レス) id: 5103cf3032 (このIDを非表示/違反報告)
Megu(プロフ) - 面白いっ!あ!よかったら友達になりません??返信待ってマッスル!! (2016年9月25日 18時) (レス) id: 7ce9212143 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - サブアカで登録したので…ホンアカも登録したいと思います!更新頑張ってください! (2016年9月25日 16時) (携帯から) (レス) id: 5c489200bb (このIDを非表示/違反報告)
発狂魔(プロフ) - _| ̄|○)) よろしくお願いします ((○| ̄|_ (2016年9月24日 23時) (レス) id: 5103cf3032 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:発狂魔 | 作成日時:2016年9月24日 20時