2.助けてくださいお願いします ページ3
カオスな会議に呆れていると、
ふとトントン、と肩を叩かれた。
肩を叩いた人物の正体はわかりきっている。
「…ノルウェーさん。何ですか」
「A…今度、うちにこねか?」
拒否ったら殺されそうなので肯定。
俺はコクコクと頷いてノルウェーさんに肯定した。
______
時はたち、その日。
ノルウェーさんのおうちに行く日だ。
ちゃんとしたきっちりとしたスーツを着て、
れっきとした人だということを証明。
ノルウェーさんの家まで行き、インターホンを押す。すると爆速でノルウェーさんが来た。
「A…そんたに俺に会いたかったのけ?」
「あ、あははー。そんな訳ないじゃないですかー」
苦笑いを浮かべる。
俺は家の中に入れてもらい、
お茶を出してもらった。
「アイスティーしかなかったけんど、だいじけ?」
「大丈夫です」
拒否ったら殺されそうなのでまた肯定。
一口アイスティーを飲むと、眠気が…。
______
サーッ
迫真的に音を立てる睡眠薬。
そう、ノルウェーはアイスティーに睡眠薬を入れていたのだ。
「これでようやく俺のもん…」
不敵に笑う彼は、どこかおかしくなったように小さく笑い声をあげた。
______
「ここは…?」
頭にハテナを浮かべる。
拘束された手足、おそらく隠し撮りされた自分の写真…。
見知らぬ場所に閉じ込められたようだ。
「起きるの早えな。調子はどうだ?」
声のトーンからしてノルウェーさんだ。
「ノルウェーさん?!貴方がここに連れてきたんですか?!出してくださいよ!!」
「嫌に決まってんべ」
どうやら出してくれないようだ。
俺はここで息絶えるのかもしれない。
するとノルウェーさんは俺に近づいてきて、
俺に深い口づけを送った。
「俺はおめが好きだ。」
唐突な告白に俺は困惑した。
「早ぐこの片想いさ終わらせてくれ。
早く俺と付き合え」
ノルウェーさんが何故か俺に覆い被さる。
これから何をされるのか恐怖心にさらされていると、チャイムの音が鳴った。
ありがとう、チャイム。
君がいなきゃ俺死んでたかも。
3人がお気に入り
「ヘタリア」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゴリランティウス20世(プロフ) - てぃのさん» 書きたくなって書いた (8月26日 6時) (レス) id: 4fd754ac7a (このIDを非表示/違反報告)
てぃの(プロフ) - 新作おめでとう! (8月26日 6時) (レス) id: eb5dcc2c4a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゴリランティウス20世 | 作成日時:2023年8月26日 5時