オベリア帝国の双子 【 ある姫 】

5話 ページ5

フィリックス ｢姫様！今日は陛下と船に乗る日ですね！｣


『うん！リアたのしみ！』


クロード ｢早くしろ｣


『はーい！』





はなかんむり、をわたしたひからパパはリアにやさしくしてくれるようになった
きょうも、こうしてふねにのりたい！ってようぼうを
ききいれてくれたの！

パパとなかよくなれて、うれしいな！





フィリックス ｢では、気をつけてくださいね！姫様、陛下｣




クロード ｢ふん、気をつけろ、と俺に言うなんてな｣




フィリックス ｢あ、あはは…一応ですよ｣





もう！パパったら、フィリックスを虐めちゃダメじゃない！





クロード ｢ほら、乗るぞA｣





『うん！』



✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼



『うわぁぁー！きれー！』ｷｬｯｷｬ



クロード (こんな物が楽しいのか…。)



『ふふっ〜！パパのめ！ひかりがはんしゃしてきれい！』



クロード ｢そうか？まぁ、目だけは皇族に直結する宝石眼だからな。…綺麗ならお前の目も同じだろ｣



『そっか！パパとリアのめ、おそろいうれしい！』ｴﾍﾍ



クロード ｢色は違うがな｣



『リアはパパみたいなあおいろじゃない…？？』ｺﾃ



クロード ｢あぁ。お前は……あの女にそっくりだ…｣



(あのおんな…？あのおんなってだれだろう…？？)



『ﾎﾞｰ…』



(あ、みずにうかんでるおはな、すごくきれい…)



【 ホシイ 】




『…』ｿｰｯ



クロード ｢おい、何を…｣






ｸﾞﾆｬｯ



『えっ？』





ドボンッ





クロード ｢なっ、！｣ ｶﾞﾀｯ




『ｺﾞﾎﾞｯはっ、ﾊｧｯﾌﾞｸﾌﾞｸっはぁ、ﾊｧｯたすけっ』




クロード ｢A！｣ｶﾞｼｯ



✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼



『パパ…ごめんなさい……』ｽﾞｰﾝ





じぶんのせいでおちたくせに、パパにまほうでふくまで
かわかしてもらっちゃった……




クロード ｢…フィリックス｣



フィリックス ｢はい、陛下｣



クロード ｢とりあえず、水泳を習わせとけ｣



フィリックス ｢はい、分かりました｣



クロード ｢…A｣



『…な、なぁに…？』



クロード ｢…怪我はないか？｣



『え、あ…うん、だいじょーぶだよ
パパがたすけてくれたから、』



クロード ｢そうか、それなら良い｣ﾎﾟﾝｯ



『えへへ、！』

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