diary

5 ―水田side― ページ5

あの後、病院を出てみんな帰っていった




俺は1人、部屋で考えていた


どうすれば、Aちゃんの記憶が戻るか





水田「はぁ…」




あかんなぁ、ため息ばっかついて…





そういえば、さっきAちゃんは事故のことを話してくれてて



「誰かにっ…押された…感覚があって、…」




って、事故の時の恐怖からか

言葉はつっかえつっかえだったけど、一生懸命に喋ってくれて、




それを俺とゆずるは頷きながら聞いてた





Aちゃんが言うには、女の人が立っていたそう

…笑みを浮かべなから……







……たぶん、その女がやったんやろな




そう考えると、苛立ちが募る






「立ってた女の人は…、
前に居酒屋に来た人だったと……思います…。」







Aちゃんの命が……



危ない……

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