しゅがーがーる【hidaka.U】 (ページ5)

今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:14,330 hit

4 ページ5

hidaka side

俺の好きな人には彼氏がいる。

それでも諦めがつかない。

もう、どうすればいいんだろう。

･

だけど1番嬉しいのは席が隣だということ、

ビターになっていく俺をしゅがーな君が抑えてくれてるような気がした

･

「浮所くん、」

君の甘い声で聞かれる。

「ん？」

内心、心臓が「嬉しい」と叫んでいるけど、声には出さずこらえる俺。

･

「わたしさ、数学苦手で浮所くん頭いいから教えてくれない…かな？」

「ううん！全然OK！」

男子達に少し睨まれた気がしたけど、最高の時間かもしれない。

･

「ここをこうすると、、はい！解けた！」

「お～すごい！ありがとう！」

少し俺の方に体を向けて甘い笑顔を向けてくれる。

･

ヤバい。可愛い。

甘すぎる、その笑顔、

Aの香水かな…？柔軟剤…？

わからないけどヴァニラの甘い香りがした。

ツンって俺の鼻を支配するその香り。

･

「…甘い香りするけど、香水…？」

「えっ！？あ、ううん！お菓子作り好きだから、それでヴァニラの香りが写ったかも、」

「へ～」

食べてみたい…

「あ！今日も作るから、明日あげるよ！！！」

「え、まじ！ありがとう！」

･

ヤバい。

明日楽しみすぎる…。

一生生きていけるかも。

･

でも、那須も独占欲強いんだね。

この時、睨まれてるって知らなかった。