56話▽命の大樹、崩壊 ページ9
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剣を構え、皆の前に立ちはだかるように立つ。
『……良くも、私達を…駒として……っ
良くも……我が王を……ｯ』
「……Aか、貴様は余り我の命令を聞いてくれなかったな…」
『当たり前よ…、16年前のあの日、貴様が王に取り憑いた日から異変に気付いた。
仕留めようとしようとも我が主君を傷つける事になるから我慢していたけど…王から出た今…！仕留めるチャンス…!!!』
剣を構え、ウルノーガに立ち向かう。
だが、振り被った剣をホメロスが受け止めた。
『！ホメロスも、そうよ…、何故闇に染めたの…！
何で……!!?何か、私達に恨みでもあるの…!!?』
「そんな事はどうでもよかろう…。
だがな、我が主君を傷を負わせるわけにはいかないんでね…。ﾊｧｯ!!」
『……!!?ぐっ…ｶﾊｯ…!!』
闇の波動に押され、遠くへ吹き飛ばされた。
「……A…!!」
『…ｹﾎｯ‥ご、、めん‥‥グレイグ……』
目の前で、ウルノーガがイレブンから勇者の紋章を奪い取る景色が広がる。
そして、ウルノーガはそのチカラを使い、
勇者の剣を手に取った。
だが、魔王であるウルノーガは勇者の剣を魔王の剣に変えた。
そして＿＿＿
＿＿＿大樹のチカラを……
____奪った。
＿＿＿＿
＿＿
……何て、非力なんだろう。
何で、私弱いんだろう…。
誰一人守れない騎士なんて……
誰も、必要とされないのかな…。
私、強くなるから……強くなるから、さ…
どうか、私を…見捨てないで……。
意識が薄れる中、私はそう強く思った。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿
…勇者は見つかったか?
いえ、魔王様。
世界中、何処を探しても
勇者の姿は、見当たりません。
……そうか、死んだか。
勇者は、もういない……。
この世界……我のものなり!!
＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
▽短いですが次に進みます。
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ちゅん(プロフ) - 初めてこの作品を読ませていただきました。すっごく面白くて大好きになりました！もう更新はされないんですか？更新待ってます。 (2021年5月24日 23時) (
レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
声優2次元大好き！(プロフ) - この作品大好きです！ 続き楽しみにしてます！ 更新頑張ってください！ (2018年12月15日 19時) (レス) id: ab94ca0abd (このIDを非表示/違反報告)
まほ - コメント失礼します…語彙力なくて説明出来ないんですけどほんと好きです！更新頑張ってください(*´ω`*) (2018年11月25日 23時) (レス) id: c27f112a36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな | 作成日時：2018年9月18日 14時
