64話▼ ページ17
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「……イレブン、我らが勇者よ。この命、今日から貴方に預けます。」
すると、グレイグに手を差し伸べるイレブン。
その表情は笑顔でだった。
グレイグもその意味を理解してか、その手を取り立ち上がった。
『イレブン…私も付いていくつもりだから…。』
「！A…」
『駄目っていうのはなしよ。私はそもそも最初から彼らの旅に付いていってたんだから』
「嗚呼、そうだったな…。イレブン、これからも宜しく頼む。」
「こちらこそ！」
こうして、私とグレイグはイレブンの旅に加わった
「皆の者、夜が明けたぞ！…我らの勝利だっ！」
陛下の掛け声に民たちは歓声を上げる。
久々の朝日に喜び、祝宴は一昼夜続いた。
山間の砦に絶え間なく喜びの歌が響いた。
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そして、翌日私達3人は陛下に呼ばれ、陛下のいるテントに集まった。
「昨日はぐっすり眠れたか？」
「はは、…皆が眠らせてくれませんでした…;;」
「ハハハ！よいよい、それこそ平和の証。
ハッハッハッ！
…さてと、本題に入るかの。グレイグ、Aお前達に渡したい物がある。」
「!!?これは…デルカダールの盾…!!?」
「Aは、これだ。」
と、陛下に渡されたものは細身の剣だった。
「他の兵と同じ剣を使っていたお前さんにはちょいと軽いと思うが、旅になれば重い剣は荷物になる。
お前さんがもう少し大きくなった時に渡そうと思ってたんだが、今渡しておこう」
『…へ、陛下…それってつまり、今まで子供扱いされていたと……？;;』
「ハハハ、スマン…娘となると心配なのは変わりはないんだがな…;;」
『……ですが、とても嬉しいです。』
「…お前さん達はわしにとって我が子のようなもの
旅たちに相応し身支度を整えるのが親の役目
……祝じゃ、受け取れ。」
我が子のようなもの…。
そういう風に思って下さったなんて…嬉しい限りだ
マルティナ姫が生まれた時には、私に妹が出来たとボヤいていた事をお后様が言ってたな…。
「さて、イレブンよ。道標となる大樹は地に落ち勇者の剣は魔王に奪われたと聞く。
しかしだ、わしはそなたの父ユグノア王からこんな話を聞いた事がある。
ロトゼタシアに聳える霊山。北のゼーランダ山に南のドゥーランダ山。その山頂に住まう民たちは何やら勇者と縁のある者達らしい。あの話が本当であればそなたは彼らに会うべきであろう。魔王にをたおす助けを得られるやもしれぬぞ。」
▽中途半端ですが次に進みます！
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ちゅん(プロフ) - 初めてこの作品を読ませていただきました。すっごく面白くて大好きになりました！もう更新はされないんですか？更新待ってます。 (2021年5月24日 23時) (
レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
声優2次元大好き！(プロフ) - この作品大好きです！ 続き楽しみにしてます！ 更新頑張ってください！ (2018年12月15日 19時) (レス) id: ab94ca0abd (このIDを非表示/違反報告)
まほ - コメント失礼します…語彙力なくて説明出来ないんですけどほんと好きです！更新頑張ってください(*´ω`*) (2018年11月25日 23時) (レス) id: c27f112a36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな | 作成日時：2018年9月18日 14時
