63話▼ ページ16
グレイグside
(何気に初めてなんじゃね？)←
城に潜んでいた六軍王ゾルデをイレブンと共に倒しパープルオーブを取り戻した。
「…流石だな。来てくれたのか、リタリフォン」
「ﾌﾞﾙﾙﾙ…」
城を出た先にはリタリフォンが待っていた。
Aに頼まれたのだろう。
「常闇は消えた。しかし、皆が心配だ。一刻も早く砦に戻らなくては…
イレブン、帰ろう。最後の砦に。」
「はい。」
▽
最後の砦に帰ったが何やら可笑しい。
「人が、いませんね……。」
「何故だ…？常闇は消えた筈なんだが…
まさか、遅かったと、言うのか……？」
奥に進むに連れ、不安と言う気持ちが積もる。
「誰か……誰かっ！！
生きている者はいないのか！王よ！…A！
何処におられるっ！！
………誰か‥」
希望が薄れた、
…その時、
聞き覚えのある音が辺りに響いた。
「……この音は‥！」
「ワン！ワン！ワンッ！」
「ルキ…！」
その音楽と共に、辺りに日が当たる。
久々の朝だ…。
太陽に照らされるデルカダールの旗と、女性達が作った勇者の紋章が入った旗を掲げられた。
いま 響く 喜びの歌
朝が来た 朝が来た
我らを照らす 明日への光
大鷲が天に舞い 我らを 讃える
山河の水は 清く澄み 我らを癒やすだろう
歌え デルカダールの民よ
強き心の 太陽の民よ
歌え 歌え 喜びの歌を
民の後ろから陛下とAが歩いてきた。
「グレイグ……よくぞ、よくぞやってくれたっ！」
「…ｯ」
Aも笑顔で頷いた。
「どいてもうっ！どいておくれよ！」
人を掻き分けて前に出てきたのはイレブンの育ての親であるペルラさんだった。
「今まで薄暗くて良く分からなかったけど
…男前になったじゃないか！フフフッやっぱりアンタは私の子だ！」
「イレブンよ。グレイグと力を合わせ良くぞ太陽を取り戻してくれた。…礼を言おう。
しかし、世界は未だ混乱を極めておる。そなたはこの世界の希望勇者じゃ！
どうか、ロトゼタシアに光を取り戻してくれ。」
陛下は私に見向き、
「…グレイグよ。今日まで我らが王国の為良く戦ってくれた。今宵の勝利はお前のチカラあってこそのもの…さればお前のその剣を今こそ世界の為に役立てる時じゃ。意味は分かるな？
砦の事は案ずるな、民は強い。
そしてわしもな……ハッハッハっ！」
「…」
俺はある決意をした。
俺はイレブンの前に行き、膝を付いた
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ちゅん(プロフ) - 初めてこの作品を読ませていただきました。すっごく面白くて大好きになりました！もう更新はされないんですか？更新待ってます。 (2021年5月24日 23時) (
レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
声優2次元大好き！(プロフ) - この作品大好きです！ 続き楽しみにしてます！ 更新頑張ってください！ (2018年12月15日 19時) (レス) id: ab94ca0abd (このIDを非表示/違反報告)
まほ - コメント失礼します…語彙力なくて説明出来ないんですけどほんと好きです！更新頑張ってください(*´ω`*) (2018年11月25日 23時) (レス) id: c27f112a36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな | 作成日時：2018年9月18日 14時
