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11話「貴方のお仕事はなんですか?」 ページ12



『そういや、赤井さんはどんな仕事してるのかな』

ふと、そんな疑問が浮かんだ。
それは食事に出かけた際、結構お金が掛かるのに
毎回のように代金を払ってくれる。

いつも、食事に出掛ける時は毎回銀行でお金を卸して多めに持っていくのに…
一回も払わせようとしてくれなかった。

(それは収入が少ない私にとっては有り難い事だけど…)

よし、次会ったとき思い切って聞いてみよう…!

そう決意した私となれば行動は早かった。

次に会うのは明後日の夜。

張り切っていつもはしないお化粧をしたり、滅多に着ないひらひらなワンピースを着たり…などなど
私には不似合いな事をした。



「‥すまない、待たせたな。」

『い、いえ‥私も別に今来たところです』

「‥‥‥‥フム」

『?何か?』

「…いや、随分と雰囲気が変わったなと思って」

『へ、変じゃないですか?』

やっぱり、自分らしくない服装するのは度が過ぎたのかな…。

「いや、とても似合っている。」

『良かった…。』

「さて、行こうか」

赤井さんが優しくエスコートしてくれて、やってきたのは静かなレストランだった。

頼んだ食事も無事に届き、「いただきます」と手を合わせ食べる。

『…ッ美味しい…!』

「以前に行ったことがあってな…。美味しくてまた来たいと思ったんだ」

『そうなんですか?』

「嗚呼。君とも一度行っておこうと思って誘ったんだ」

…あっ!そうだ、肝心な事を忘れてた…!

『あ、あの…質問なんですけど…赤井さんはどんなお仕事してるんですか?』

「俺のか?」

『はい…!あ、別に言いたくなかったら大丈夫ですよ。ただ私が気になるだけですから』

赤井さんは少し黙り込み、

「いや、教えよう。」

と、言った。

どんなお仕事なんだろうと自分なりに考えてみたが彼から出てきた仕事は想定外だった。

「俺はFBI捜査官だ」

『…えふ、びーあい?』

FBIって欧米映画で良く出てくるあのFBI?

『FBIって、アメリカで活動するんですよね…?
日本に来たのはお仕事ですか?それとも休暇ですか?』

「後者だな。」

休暇できたんだ…。

『いつまでとか、決まってたりするんですか?』

「まあ…まだ未定って所だ。」

『そうなんですね』(モグモグ


…なんかあっち(米国)に帰って欲しくないな


(…って、何言ってんだろ、私…!///)


「?どうした?」


『い、いえ//別に何でもないです…』

あー、今絶対顔赤い。
私は赤い顔を見られないように顔を伏せた

12話「釣り合わないのかもしれない」→←10話「運命の人って皆は信じる?」



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秋桜 - 楽しみながら読ませていただきました。これからも更新頑張ってください! (2019年1月11日 21時) (レス) id: 07c08a8855 (このIDを非表示/違反報告)
奈楠(プロフ) - こんばんわ!!赤井さんかっこいいですよね!!とても面白いです!!更新頑張ってください!応援してます!! (2019年1月5日 23時) (レス) id: f44adf4250 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - とても面白いです!!更新楽しみにしてます! (2018年11月3日 10時) (レス) id: d0b35e2f73 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りな | 作成日時:2018年10月28日 9時

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