汚い血と言わないで

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YOUside







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『そんなｯ、、煉獄さんが、、』







宇「上弦の鬼には煉獄でさえ負けるのか」






煉獄さんが死んだ



列車に乗り上弦と遭遇し死んでしまった



一緒に鍛錬した日がつい昨日のように感じる



でももうあの大きな声も派手な髪の色もあの優しさに触れることはない






宇「泣くな。俺たち鬼殺隊、ましてや柱は常に死と隣り合わせだ



こんなところで立ち止まってたら鬼舞辻なんて殺せない」






煉獄さんが死んだというのに天元さんは何も感じてないような対応をする





宇「今は任務に集中しろ」






『はい』






今日も情報はゼロ


お嫁さんたちからの文通は日に日に少なくなり途絶えつつある


そろそろ本格的に私達も動かないと取り返しのつかないことになってしまう







────





ダメだ…


煉獄さんがもういないと考えてしまって寝れない



弟と仲良しの煉獄さんは私によく「妹のことを嫌いな兄なんていない！必ず仲良くなる！」そう言ってくれていた



どこを見てるか分からないときがあるけどその大きな目は常に前を向いている


後ろに振り返ることも立ち止まることもない






宇「まだ泣いてるのか？」





『天元さんは悲しくないんですか？辛くないんですか？



別れの言葉もなしに大切な人が奪われる



きっとこの先も続いていく、もしお兄ちゃんやお嫁さん、天元さんが死んでしまったら私はどうして生きていけばいいんですか？』





宇「悲しいし辛い、もう煉獄には会えない


だが仕方ねぇんだよ、鬼殺隊にいるんだから


殺せなかったら自分が死ぬ。そういう運命だ


だから俺たちがいつどうなってもいいように毎日悔いのないように生きなきゃいけない


それしか方法はねぇんだよ、お前の言いたいこともわかる」






膝をおり頭を撫でながら慰めてくれる



私はいつもこの手もこの声にも甘えてしまっているんだ



絶対に無くしたくない






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