後悔 (ページ23)

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返して。ページ23

颯Side

今日は大輝くんと二人で病室に行く

いつもみたいに大輝くんが一方的に話す。

大輝｢こんなこともう1ヶ月つづけてんだぜ。
俺まじ寂しいやつじゃん。
話聞いてるかもわかんないのにw｣

颯｢聞いてるとは思いますよ。｣

大輝｢え？｣

颯｢僕にはAちゃんが優しく微笑んでるように見えますもん｣

大輝｢そっか。｣

颯｢お茶、買ってきますね。｣

大輝｢うん。ありがとう。｣

自動販売機でお茶を2本かってもどる。

颯｢少しは休んだらどうです。｣

大輝｢Aがいつ目覚ますかわかんないから。｣

颯｢そうですね。でも今は僕がいるんで少しは休んでくださいよ。｣

大輝｢ありがとう。じゃあ10分経ったら起こして。｣

そう言って大輝くんは寝た。

寝言はずーっとAちゃん関係。

10分経って起こす。

大輝｢ありがとう。休めたよ。｣

Back｢久しぶり｣

大輝｢来んなよ。｣

Back｢それはきついなー｣

颯｢…？｣

大輝｢こいつは変なやつ。俺の嫌いな奴。｣

Back｢嫌いだなんてw｣

大輝くんが少しその人と話してた。

そのあとまたAちゃんの手を握る。

大輝｢お願いだよ。起きてくれよ。
俺の楽しかった日常を。
俺のそばで笑ってくれるAを。
俺の大好きで大事な人を。
元気なAを。
返してくれよ。｣

颯｢大輝くん。｣