後悔 (ページ17)

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話そう。ページ17

大輝Side

仕事終わり想太の家の近くのカフェで
Aと話すことになった。

正直怖い。

別れてほしいとか、もう視界に入らないでとか

言われても仕方ないと思ってる。

想太｢んじゃ俺家帰るわー｣

途中まで一緒に来てくれた想太も帰った。

一人でカフェの中で待つ。

店員｢ご注文は？｣

大輝｢ホットコーヒー1つ。あとから連れがくるんで来たらホットのミルクティお願いします。｣

店員｢わかりました｣

いい香りのコーヒーが来る。

ふたくちのんだときに誰かが来た。

｢大輝。久しぶり。｣

大輝｢A…｣

久しぶりに見たA。

最後にあった時より髪は伸びてて、
毛先が染められていた。

他は何も変わってなくて。

気になったのはきてる上着。

想太のだ。

でも。そんなことはいい。

大輝｢会いたかった。｣

情けないが涙が溢れでる。

｢泣かないでよ。バカ。｣

そう言いながらも
泣いてるところが見られないように
座ってる俺を抱きしめて、
背中をさすってくれる。

｢ほら、ハンカチ。｣

大輝｢ありがとう。｣

｢♪～♪～♪♪～｣

昔からAの鼻歌は俺の気持ちを楽にさせてくれた

｢どう？落ち着いた？｣

俺がどうやったら落ち着くかを知ってる。

大輝｢うん。ありがとう。｣

ちょうど良くくるミルクティ。

｢ありがとうございます｣

ちゃんと店員さんにありがとうって言えるところも好き。

大輝｢今まで不安にさせて、嫌な態度とって、本当にごめん。｣

大輝｢帰りが遅かったのは後輩のグループの手伝いをしてたからなんだ。女の人と歩いてたってのもそのグループの子か、共演者さん。
深い感情もなければ、そういう関係は一切ない。｣

｢大体わかってた。でも、本人の口からちゃんと聞きたかった。｣

大輝｢Aが産婦人科に行ったのは見た。｣

｢じゃあもう隠さなくて大丈夫だね｣

大輝｢想太の子なの…？｣

｢え？w｣

｢大輝の子だよ｣

大輝｢え？｣

｢多分男の子だって｣

大輝｢え？｣

｢翔くに輝くで翔輝なんてどう？大輝の子供がしょうきってもの変かな。｣

大輝｢変じゃない。いいと思うよ。｣

｢よかった！｣

大輝｢いつ家に帰ってくるの。｣

｢明日想太の家掃除とか今までのお礼してから明後日帰るつもり｣

大輝｢わかった。迎えにいく｣

｢うん！ありがとう！｣

この時
あんなに後悔するなんて思ってもなかった。