Mysterious boy -Kei Inoo- (ページ15)

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♯Daiki

慧「うぁぁぁぁ！！」

大きい叫び声を出した後、いのちゃんは意識が飛んだように倒れてしまった。

「いのちゃん！？いのちゃん！」

いのちゃんの体を揺すって起こそうとする。

裕『大ちゃん…！いのちゃんは！？』

『なんか意識無くなっちゃっ…』ﾊﾞｼﾝッ

「うぐっ！」

裕『どうしたの！？』

俺、いのちゃんに今殴られた…？

慧「俺は…俺は…」

ｼｭﾝｯ

「え…？いのちゃん？どこ！」

『いのちゃんがいなくなった！！
瞬間移動したかも！！』

いきなり消えたいのちゃん。

あれは瞬間移動しかない。

行くところと言ったら…

あそこだ。

俺は走って倉庫の中に入った。

倉庫の中に入ると

「み…んな…？」

みんなが苦しそうに倒れていた。

恐らく幹部どもがやったんだろう。

真ん中には瞬間移動してきたいのちゃんが俯いて立っている。

「お前ら…！みんなに何した！！！」

慧「俺がやったんだよ。俺の無敵のこの力で。」

「え…？いの…ちゃんが…？」

まさかと思った。
あんなに優しいいのちゃんがやったなんて…

慧「いのちゃんって…俺は王だぞ？
馴れ馴れしく呼ぶんじゃねーよ」

そう言って俺に右手を向けた。

すると炎が俺に向かって飛んできた。

「はっ…！」

とっさに最近覚えたバリアを張る。

けど威力が強くてバリアはもたなかったけれど

ギリギリで避けることができた。

慧「なかなかやるねぇ。俺には勝てねえけど」

でもすぐ分かってしまったんだ。

慧「はぁっ！！」

ﾋﾞｭﾝｯ(波動弾)

いのちゃんの記憶が戻って

いのちゃんはラビゴッドの王だったってことが。

大「うわぁぁぁぁ！！！」