ショッピング ページ2
ある日の休日、釘崎達はジャージを買うついでにショッピングをしていた
釘「A！次109行きましょ！」
「野薔薇、次原宿でも買うって言ってなかった？」
釘「ぐっ、女子高生の財布事情は厳しいわね」
既に半分程懐が寂しくなった頃、A達は某カフェに入る事にした
釘「ん〜！やっぱJKといえばスタバよね！」
フラッペを飲みながら写真を撮る釘崎とは対照的にAはケーキを頬張る
釘「､､､そういやAと連絡先交換してないわね」
ふと思い出したように釘崎が言った
「そういえば誰とも交換してない」
釘「丁度いいし今交換しましょ。携帯貸して、LINE追加するから」
「私、LINEやってないから､､､」
釘「アプリ入れればいいだけでしょ、いいから貸しなさい､､､って」
数秒フリーズした後、釘崎は口を開いた
釘「アンタこれ、ガラケーじゃない！しかも何も入ってないし！」
「電話とメールができればいいと思って」
釘「アンタらしいっちゃらしいけど､､､そうだ、あの変態教師に買ってもらいましょ」
「いや、でも､､､」
釘「何よ、思い入れでもあるの？」
「そういうわけじゃないけど、そこまでしてもらうのは悪いというか」
遠慮がちに言うAに釘崎はポンと肩に手を置いた
釘「大丈夫よいつもブランド物ばっか持ってるし、ありったけふんだくってやりなさい！」
「野薔薇は五条先生に何の恨みがあるの､､､」
翌日、携帯ショップにA達は来ていた
五「どうせなら最新機種買っちゃおっか〜」
そう言って五条は会計を済ませる
「あの、ゼロの桁が二つぐらい多い気がします」
五「そりゃ他にも色々注文したからね！」
「こんなに高い物受け取れません」
Aは申し訳なさそうに目の前の商品を見る
五「Aは僕の入学祝い気に入らなかった？」
「そんなことないです！ただ私なんかに勿体無いって､､､」
五「じゃあいいじゃない。それに僕があげたくて買ったんだから、私なんかって言うのやめな」
「､､､はい」
五条の答えにAは納得いかないという顔をする
五「それに僕嬉しいんだ。普段頼ってこないAがお願い事してきたから」
「迷惑じゃなかったですか」
五「全然？寧ろAはもっと人を頼るべきだよ。まだ子供なんだし」
そう言って頭を撫でる五条に、Aは少し気恥ずかしく、温かい気持ちになったのだった
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作者名：Chocolate | 作成日時：2023年6月14日 0時
