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逆ナン ページ1

初夏の暑さが肌に纏わり付く昼、五条達は木陰で休息を取っていた

虎「五条先生〜!釘崎〜!A〜!」

釘「何よ暑苦しいわね」

大声で名前を呼ぶ虎杖を鬱陶しそうに釘崎は睨んだ

虎「大変だ〜!伏黒が逆ナンされてる!」

釘、五「!」

先程までのだらけきった態度が嘘のように二人は体勢を整える

五「フォーメイションB!」

釘、虎「承知!」

打ち合わせでもしたかのような動きについて行けないA

「、、、とにかくついて行こう」

Aは思考を放棄し後を追う事にした






虎「あ!いた!」

虎杖が指差した先には女性と話している伏黒の姿があった

釘、虎「伏黒きゅ〜ん!」

伏黒が振り向いた先にいたのは異様にくねくねとした走り方をする二人組だった

釘「何よその女ァ!私の瞳に乾杯した夜を忘れたの!?」

虎「俺が一番だってのは嘘だったのかよ!」

一気にカオスと化した現場

困惑する伏黒を一歩離れたところから見つめるA

五「ほら、Aもなんか言って!」

「え」

いきなり振られて戸惑うAを他所に期待の目を向ける三人

視線に耐えかねたAはおずおずと伏黒に近づき腕に抱き付いた

「め、、、恵は私のこと、捨てちゃうの」

伏「!?」

五、虎、釘(あざとい!)

突然の名前呼びに思考が停止する伏黒

そこに高い靴音が響いた

五「気安く触らないでもらえるかしら。泥棒猫ちゃん達ィ!」

いつの間に着替えたのか、楽器ケースを抱える五条がいた

五「恵ちゃんはこれから私とヴァイオリ〜ンのお稽古があるの。
  帰るわよ、恵ちゃん。今日こそきらきら星をマスターしてもらうわ〜ん」

伏「気にしなくていいです、駅はあっち」

女「ありがとうございます」

『え?』

スタスタと去っていく女性に呆気に取られる一同

伏「でマジで何すか。恥ずかしいんでやめてもらえます?」

その後、虎杖の勘違いが原因と判明し伏黒はキレた

おまけ

「伏黒、今日の任務って、、、」

伏「、、、」

五「どうしたの恵ちゃ〜ん?いつにも増してご機嫌斜めでちゅね〜」

伏「うるさいです」

五「あ、もしかしてAの呼び方戻ったの気に入らなかったり、、、」

後に、校内で一方的な殴り合いが始まったのは言うまでもない

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作者名:Chocolate | 作成日時:2023年6月14日 0時

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