39話 ページ40
Aside
『ロキは、誰よりも多くの愛を私に与えてくれた。
穢れなき清く澄んだ愛を。
母上も、ご存知のはずです...。』
「そうね、ロキはとても良き兄だった。
あなたと居る時はまるで別人のように。
オーディンは心配をし過ぎたのです。ロキの事を
でも、それを彼に見せなかった。」
『...今のロキは何かを見失っているようです。
私の知るお兄ちゃんでは無い...。』
「また会いに行くといいでしょう。
あなたは強く賢い、そして優しさも持っている
心を追い詰めるのはやめてあげなさい。」
『ありがとうございます。母上...。』
「いつでもあなたを待っているわ。A。」
母上はお淑やかに笑い部屋を後にした。
全てを見透かされたようで、複雑な気持ちだけど
心が軽くなった。
本当は丁寧な言葉使いや立ち振る舞いも苦手だし
綺麗なドレスを身につけるのも好きではない。
地球に居た時みたいに、ゲームをしたり
テレビを見たり、近所の子どもと遊んだりもしたい。
『早く地球に戻りたいな。』
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みす(プロフ) - あわさん» コメントありがとうございます…!楽しんでいただけて何よりです!続編も作成中なので気長に待っていただければ嬉しいです。引き続きよろしくお願いします! (2022年8月3日 17時) (レス) id: f014233af7 (このIDを非表示/違反報告)
あわ - 楽しく読まさせてもらってます!更新楽しみにしております! (2022年8月3日 2時) (レス) id: 6d25826f7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みす | 作成日時:2022年7月19日 1時