31話 ページ32
3歳の頃、私はよくロキと一緒にソーへ悪戯をしていた。
ソーの部屋に、座ると壊れる椅子をしかけたり。
いつも履いている靴に水を入れたり。
私にとってこの悪戯の時間は、とても楽しくて充実していて特別な時間だった。
ある日のこと
『お兄ちゃん!今日は何する!』
「A、声が大きいぞ…シー」
『それで、何するの…(小声)』
「この針を、ソーの腕に刺してみろ。」
『…大丈夫?』
「ああ、ソーは強い。分かるだろ?」
『うん!』
その後、ソーに駆け寄り私は抱き上げられた。
本当はその時にやる予定だったけど
予想外にもソーは私に肩車をしてくれた。
びっくりした私はその弾みで、首に針を指してしまった。
細くて柔らかい針だったからか
ソーはそこを痒そうにしていただけ。
それが初めて悪戯に失敗した私たちの思い出だ。
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みす(プロフ) - あわさん» コメントありがとうございます…!楽しんでいただけて何よりです!続編も作成中なので気長に待っていただければ嬉しいです。引き続きよろしくお願いします! (2022年8月3日 17時) (レス) id: f014233af7 (このIDを非表示/違反報告)
あわ - 楽しく読まさせてもらってます!更新楽しみにしております! (2022年8月3日 2時) (レス) id: 6d25826f7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みす | 作成日時:2022年7月19日 1時