27話 ページ28
ナターシャside
「キャプテン、Aを見なかった?」
ロキの居場所に向かっている途中、気になった事がある。
私のことを綺麗だと言ってくれたあの可愛い女の子のこと。
「彼女なら1人でどこかへ…。」
「1人で大丈夫かしら。」
洗脳がとけ我に返ったクリントが言う。
「Aって誰だ?」
「ロキの妹よ、襲撃されるまでは一緒にいた。」
「そいつ、小さい子どもか?
だったら研究していた場所で見たかもしれない。」
「うそ!じゃあ敵なの…?」
「分からないな、確証もない。何か知っているのか?」
「いーえ、でもロキの杖について何か言ってた。
私たちが話を聞かなかったから…分からないけど。」
他人に干渉したり、好意を抱くことなんて滅多にないけど
彼女の事はどうしても気がかりだった。
あの悲しみを帯びた綺麗な瞳。
守ってあげたいと思わせる彼女の魅力でもある。
「ナターシャ、彼女はロキを捕まえてから探そう。
ソーも何か知っているかもしれない。」
「そうね、キャプテン。」
キャプテンと目を合わせてお互い頷いた。
「よし、もうすぐだ。」
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みす(プロフ) - あわさん» コメントありがとうございます…!楽しんでいただけて何よりです!続編も作成中なので気長に待っていただければ嬉しいです。引き続きよろしくお願いします! (2022年8月3日 17時) (レス) id: f014233af7 (このIDを非表示/違反報告)
あわ - 楽しく読まさせてもらってます!更新楽しみにしております! (2022年8月3日 2時) (レス) id: 6d25826f7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みす | 作成日時:2022年7月19日 1時