初恋廉愛 N.Ren × J.Yuta

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大慌てで体育館に行くと整列を始めてる。





『セーフ…』





こんなばたばたしたのは永瀬廉のせい。



なんでこんなに迷惑掛けられてんだ。





はぁ っと溜息を付きながら顔を上げると永瀬廉と目が合う。

にやっと笑いながらパクパク何かを話してる。

えーと？…ば…か…？？





『ばか！？！？！？！？』



「は？なんだ岩橋、どうかしたのか？」



『あっ、えと、何でもないです…』





くっそ…なんで私が怒られなきゃなの



キッ と永瀬廉を睨むとお腹を抱えて笑ってる。






『あいつ〜…』





呆れながら永瀬廉を見ていると、ふと、唇に目がいく。



ほっぺにキス…されたんだっけ…




さっきは驚きが強かった。

でも、今思い出すと動悸が…。





『病気かな』





家帰ったら早く寝よ、そう決心して、永瀬廉から目を逸らした。





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