初恋廉愛 N.Ren × J.Yuta

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「ん、着いたよ」




『有難うおにぃ！！行ってきます！！！！』




「行ってらっしゃい。」





おにぃに手を振って全力ダッシュ。



“ 保健室 ”



ドアを目の前に深呼吸。




『しっ失礼します！！！』




コーヒーを優雅に飲む先生が振り向いた。


おお、絵になる…





「お、Aちゃん。今日は時間ぴったりね。」




『寝坊して…おにぃに送ってもらったんです。』




「あぁ、玄樹くん。相変わらずだね。」




『ちょ、大きい声で名前言わないでくださいっ

秘密なんですから〜！！！』




お兄ちゃんはジャニーズJrで、すっごく人気。




皆が私が妹だって知ったら騒ぎになる。




ちなみに先生は従姉妹で、すごくお世話になってる。





『で、先生会議は？』




「あぁぁ、じゃ、お留守番宜しく！」




返事をする間もなく慌しく出てく。




朝のこの時間帯は朝練終わりの生徒が多く来るらしくて、

先生が居ないと治療できないから、変わりに私が居ることになった。




これでも保健の先生目指してますから。




ｷｰﾝｺｰﾝ…



朝練終了のチャイム。



ほんとに生徒くんのかな〜




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